2021/12/15（水）UP
（最終更新：2021/12/15 19:45）

WBAミニマム級スーパー王者ニヨムトロン（WBA Twitterより＝写真は16年）

　12月14日、タイ・プーケットにて行われた『WBAミニマム級タイトルマッチ』で、スーパー王者サムマヌーン・ニヨムトロン(31=タイ)がWBA同級13位ロバート・パラデロ（25=フィリピン）に５Rに壮絶なKO勝利。
　前のめりにダウンしたパラデロは立ち上がるも大きくよろめき、再び仰向けにダウン。するとまたまた立ち上がり、”大丈夫だ”とゼスチャーも横にフラフラとよろめき、またもやダウン。そこでようやくレフェリーがようやく試合を止めた。

【動画】カニ歩きで何度も倒れる衝撃KO劇

　王者ニヨムトロンはノックアウト・CP・フレッシュマートのリングネームで知られる。14年に同級暫定王者になり、16年6月に正規王者になってから10度目の防衛成功となった。

　この衝撃ダウンは4Rにパラデロが右フックでダウンを喫したが、レフェリーは死角となったか、すぐに立ち上がったこともあり、カウントせず。パラデロは座ってもフラつき椅子から転げ落ちそうになるほどだった。そして５R、カウンターでニヨムトロンの右フックが炸裂し、パラデロはキャンバスに崩れ落ちた。

　ニヨムトロンと同じミニマム級では、昨日、日本でWBO世界ミニマム級タイトルマッチが行われ谷口将隆（ワタナベ）がKO勝利し、新王者となった。近い将来、このWBA王者ニヨムトロンとWBO王者・谷口との一戦も見たいところだ。

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