2022/02/04（金）UP
（最終更新：2022/03/24 12:20）

三冠王・一航（左）とKrush王者・璃明武（右）の王者対決

　2月27日（日）東京体育館にて開催される『K-1 WORLD GP 2022 JAPAN』では、8人制のワンデートーナメント［第3代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント］が行われる。
　1回戦で対決する、Krushスーパー・バンタム級王者・璃明武（K-1ジム総本部チームペガサス）と、キック・ムエタイ三冠王の一航（新興ムエタイジム）両選手のインタビューが主催者を通じて届いた。

【動画】璃明武が会心の後ろ回し蹴りで”失神”KO勝利！

　璃明武は、昨年に行われたKrushスーパー・バンタム級王座決定トーナメントを制して初戴冠を果たした。

　対する一航はNJKFのトップファイター。WBCムエタイ日本統一バンタム級王座をはじめ、3本のベルト戴冠歴がある。ムエタイ仕込みの蹴り技を得意としつつ、パンチでも打ち合うことができる万能型だ。
　同じNJKFで活躍するWBCムエタイ日本フェザー級王者・大田拓真は実兄。今回K-1初参戦となる。

左ハイキックをヒットさせる璃明武

　璃明武は相手の一航について「試合を何試合か見たんですけど、バランスも良くて平均以上の選手かなと思います。でも自分は上回られている部分はないと思うので、全ての局面で圧倒したいと思います」と”ムエタイエリート”一航を恐れることはない。
　
　他団体との王者対決となるが「自分的にはKrushの方が全然上だと思っているので、準決勝・決勝に繋げるいい勝ち方ができるのが理想だと思います」とKrushも背負い1回戦に向かう。

　準決勝・決勝の勝ち上がりについては「番狂わせが起こるより元々決まっていた4人が準決勝に上がって、その4人でチャンピオンを決める方が自分的には面白いのかなと思うので、僕は他の3選手（玖村・金子・佐々木）にも勝ってもらいたいです」と最初に決まっていた4人で争いたいとした。

一航の強烈なミドルで相手の肩回りが赤く染まる

　対する一航は璃明武に対し「回し蹴りとか、すごく速いですよね。そこを出させないように自分が距離を詰めたり、やり辛いと思うものを探しながら戦っていこうと思います。自分のほうが全てで上回っているところを当日見せたいです」とこちらも相手を上回るとした。

　アマ120戦の経験を持つ、エリートの一航だが「自分のスタイルを相手のスタイルに合わせて、相手に“やりづらい”と感じさせるスタイルを積み上げてきました。プロになってからはそういう戦い方が勝手に自然とシフトできるようになっていて、K-1でもムエタイでもルール的には問題ないです」と経験の豊富さからK-1ルールにも適応出来るとする。

　トーナメントでは「激しい打ち合いをしていきたいと思います」と激闘を見せるとし「トーナメントの7選手、誰が来ても自分の方が実績・キャリアは全て上だと思っているので、それをトーナメントで見せたいと思います」と三冠のプライドと自信を持ち、初のK~1参戦にして王座トーナメントへ臨む。

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