2022/02/18（金）UP
（最終更新：2022/02/18 12:15）

打撃が得意な朝倉に対して、立ち技の試合も見たいというファンの声は多い（試合は昨年の大みそかの斎藤裕戦）

　朝倉未来（29＝トライフォース赤坂）が昨日17日、自身のYouTubeチャンネルで初公開の激レア動画を配信した。『実はキックボクシングの試合してました』と題して配信された動画は10年前、19歳アマ時代の激レア映像だ。

　10年前の映像のため画像は荒いが、ケージでキックの試合をしているのは朝倉だ。朝倉は「僕も忘れていましたが、キックボクシングの試合をしていたんですね」と振り返ったように、まったく記憶に残っていなかったという。19歳の朝倉はこの頃、地下格闘技で実績を積んでいた流れでキックボクシングを1試合したようだ。アウトサイダーに参戦する前の名古屋市のダイヤモンドホールで行われた試合の映像とのことだ。本人は総合格闘技の試合をするつもりが、キックの試合と当日に言われてリングに上がったと補足した。

　相手の名前は明かされなかったがサウスポー同士の対戦は、朝倉が左ローキックを連発して最後は左ハイキックでKO勝ち。1Rの秒殺KO勝ちは、キックボクサーとしての能力の高さを示している。しかも相手は朝倉よりも体重がありそうで、素人という印象でもなかった。当時の映像を振り返りながら朝倉は、「すでに出来上がっているね」と現在のスタイルの原点を確認。バンデージなしで、グローブの下は軍手で試合をしていたことも明かした。

　映像の最後は、今後のキックボクシングに試合についても言及。2004年の大みそかに行われた魔裟斗vs山本“KID”徳郁の倒し、倒されの伝説の試合を引き合いに出し、「ああいう試合だったら、立ち技の試合をやってみたい」と興味を示した。那須川天心vs武尊が行われる6月のメガイベントで、朝倉と対戦して話題になるキックボクサーが出てくれば、立ち技の試合が実現する可能性もある。現在は、ベラトールとのMMA対抗戦に興味を持つ朝倉だが、立ち技の試合を見たいファンも多いことだろう。

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