2022/02/23（水）UP
（最終更新：2022/03/01 11:00）

シバターとの試合で八百長騒動を起こしてしまった久保優太が再始動

　去就が注目されていた久保優太（34＝PURGE TOKYO/BRAVE）が、本格的に始動することとなった。
　これは、昨夜22日、自身のYouTubeチャンネル『サラ久保ちゃんねる』で明かされたもので、BRAVEGYMでの練習している動画も配信した。
　久保は昨年のRIZIN大みそか大会でシバターに八百長を持ちかけられて騙し討ちに遭い、一連の顛末を暴露したことで大きな騒動に。それが引き金となりサラ夫人と離婚し、一からの再出発を宣言していた。

【動画】久保が始動！シバターに極められた腕十字対策も練習

　配信された動画は、BRAVEGYMの宮田和幸代表への挨拶から始まる。久保は、シバター戦からMMAの練習はしていないようで、久しぶりのジム訪問。久保は「僕の中で決意が固まって、もう一度、指導していただきたいと思います。MMAのトップファイターになるために挑戦して練習してきたので、もう一度、お願いします」と頭を下げてお願いし、宮田代表は「がんばりましょう」と手を差し伸べた。

シバターに飛びつき腕十字を極められて不本意な表情を浮かべる久保

　オープンフィンガーグローブを手にした久保は、「もう二度と手にすることはないと思っていたんですけど」と感慨深い様子で装着する。芦田崇広をパートナーにレスリングの基本を教える宮田代表は、フィニッシュとなったシバターの飛びつき腕十字を取られる直前の首相撲の動きを注意した。「首相撲の動きだけではなく、少しレスリングの動きを混ぜた方がいい」とアドバイス。レスリングの相手の腕を引き寄せてバックに回る動きとなるアームドラッグを久保に教え、それを反復。さらに、シングルやダブルレッグ（タックル）を切る動きとなるスプロールからのディフェンス、距離の取り方と続いた。

　最後は、芦田とマススパー。久保は質問しながらも真摯に技術を吸収し、その学ぶ姿勢は彼が格闘家に戻った瞬間といえた。最後は腕十字の逃げ方を教わり、「僕には格闘技しかないので、前を向いてがんばります。絶対に復活します」と久保は宣言した。

　ファンからは、「あんなに大変だった久保選手が、前を向いているとこっちまでがんばれる」といった書き込みや「練習を再開してくれて嬉しい、その姿を待っていた」といった好意的な声が届いた。マイナスからのスタートと茨の道は待っているかもしれないが、久保を応援してくれるファンが支えてくれることだろう。

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