2022/03/03（木）UP
（最終更新：2022/03/09 21:52）

振袖姿で並ぶMIO（左）と菅原

　3月3日（木）都内にてK-1 JAPAN GROUPが会見を開き、6月25日（土）東京・国立代々木競技場第2体育館にて、K-1初の女子大会『K-1 WORLD GP RING OF VENUS（リングオブヴィーナス）』の開催を発表。
　K-1女子選手たちは縁結びのご利益がある東京大神宮で振袖姿で会見した。6人がそれぞれのカラーの振袖で鮮やかに彩った。

【フォト】6人のK-1女子選手たちの艶やかな振袖姿

　-45kg 戦線で戦う、第3代Krush女子アトム級王者・菅原美優（22＝K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ）、MIO（26＝K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST）、松谷綺（18＝ALONZA ABLAZE）が会見に出席した。

菅原美優が女子トーナメント開催アピール

　現在、K-1グループのKrushでチャンピオンとして君臨する菅原は、現役美容師ファイター。最近は写真集を出すなど、メディアにも注目されている。長い手足から繰り出す蹴りを武器とし、自身の王座を2度防衛に成功している。

　MIOは、シュートボクシングで輝かしい実績を残した後、19年からK-1へ電撃移籍。元ボクシング世界王者・山田真子、菅原美優に勝利を挙げたが、21年11月に菅原とのリマッチで敗れている。菅原とは1勝1敗の因縁がある。

　松谷は、昨年8月KrushのリングでMIOとエキシビションマッチで対戦、その後10月にKrushデビューし森川侑凜に完勝。続く今年2月は豊嶋里美を相手に2連勝を飾っている。

菅原との決着戦が楽しみだというMIO

　菅原は、女子大会の開催が決まり「KANAさんが引っ張ってきてくれたおかげで女子選手の大会を開いてくれて、参加させてもらえることができて本当に嬉しい。盛り上げられる1人になれるよう一生懸命頑張ります」と意気込みを語り、「45kgの階級をそろそろ作っていただきたいなと思います。トーナメントをお願いしたいです」と女子トーナメント開催をアピールする。

　MIOは「前回のKrushで欠場してしまいご迷惑をおかけしました。すみませんでした。病気に関しては来週に手術が決まっているので、6月には完全復活できると思います。前回、菅原選手に負けてしまって、1勝1敗なので最高の舞台で派手に仕返しが出来たらと思うと楽しみで仕方ありません」と、早くも菅原への完全決着戦へ火花を散らす。

18歳・松谷綺は「新しい時代を作っていきたい」とコメント

　MIOから決着戦のアピールを受けた菅原は「大きい舞台に出させていただけると嬉しいので、その時はよろしくお願いします。押忍」と再戦を受ける構え。2人の対戦はあるのか。

　松谷は「最近は若い選手も増えてきて、若い世代の一人として女子格闘技を盛り上げていきたい。これから自分が新しい時代を作っていきたいと思う。菅原選手が言っていたトーナメントをやって、MIO選手と菅原選手を倒して自分がベルトを獲りたい」と闘志を燃やした。

　中村プロデューサーは「アトム級は選手層が厚いので、これからマッチメイクは考えていきます。菅原選手のアピールは受け止めて考えたい」としている。現在、Krushでは女子アトム級の階級とベルトは創設されているが、K-1では階級が存在しない状況。階級創設、王座の認定はあるのか。海外選手も交えた女子参戦選手の戦いに注目が集まる。