【Krush】菅原美優、涙の初戴冠に「夢叶ったんだ」と歓喜、今後は「誰が見てもかっこいい存在に」
11月27日(金)東京・後楽園ホールで開催された『Krush.119』でMOE(若獅子会館)を下して、第3代Krush女子アトム級王者に輝いた菅原美優(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)が試合後のインタビューに応じた。
菅原は、同門のK-1王者であるKANAも巻いたKrushの王座獲得を目指し、今年7月の準決勝では、優を判定で下して念願の決勝戦まで駒を進め、本日の決勝戦に臨んだ。
試合はMOEのパンチに対して、菅原は自身の武器である前蹴りを中心とした攻撃を見せる。中盤にはバッティングの注意を受けてしまうが、冷静に試合を進め、随所で自身が「練習してきた」という右ストレートをヒットさせた。見事判定勝利し、ベルトを獲得して同門の先輩・KANAとの約束を果たした。
試合を終えて「とりあえず勝ててよかったです」と安堵の表情を見せた菅原。MOEと対戦して、「もっと(相手が)来るかなと思ったけど、もう少し攻め切れたらいいなとは思いました」と、もう少しアグレッシブさが欲しかったと振り返った。
試合では「とりあえず(自分は)プレッシャーかけて、(MOEが)対策して来るかなと思ったけど、思ったより何もして来なくて、そういう面ではやりやすかったです」とアマチュア経験豊富なMOEを相手に、戦いやすかったという。
この試合で、進化を感じた部分を問われると「そんなないんですけど」と謙虚な姿勢ながらも、「やっと自分のリーチを生かした戦い方ができるようになって来たとは思います。バッティングしちゃったんですけど、3Rは気をつけようと思って、引いて(距離をとって)手だけ出したんですよ。なるべく頭使って。そしたら自分のパンチが当たって、向こうのパンチは当たらないんだなと思って、発見はありました」と長身を活かした、自身のスタイルも固まってきた様子だ。
今回の試合では終盤に、右ストレートでMOEの顔面を捉える場面もあった。そのパンチについては「全然覚えてなかった」と自身で効果的に当てたという認識はなかったが、「(MOEが)鼻血出ていて、セコンドの方にも(パンチが)当たってると言われてて、右ストレートは練習していたので良かったです」と自身の練習の成果を感じることが出来た。
ベルトを手にした際の感情を問われると「ベルトは欲しいというのもあったけど、それより負けたくないのが大きかったです。すごい嬉しいですけど、試合終わった解放感というか『あー』という感じで何も考えられなかったですね」と振り返る。
Krush王座戴冠というKANAとの約束を果たして、ハイタッチを交わした時は「凄い嬉しかったです。言葉にあまりできないんですけど、『夢叶ったんだ』みたいになって、嬉しかったです」と喜びが溢れたという。
今後の王者として理想像を聞かれると「まだまだ見るからに超弱そうなので、もっと男らしくじゃないけど、堂々とKANAさんみたいな、誰が見てもかっこいいと思われるような存在になりたいです」と今後の展望を話した。
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