2022/06/11（土）UP
（最終更新：2022/06/11 18:42）

K-1アトム級トーナメント優勝へ向けて気合い十分の菅原（C）K-1

　6月25日（土）東京・国立代々木競技場第2体育館にて開催される、K-1初の女子大会『K-1 WORLD GP RING OF VENUS（リングオブヴィーナス）』の［K-1 WORLD GP初代女子アトム級王座決定トーナメント］1回戦で、松谷綺（19＝ALONZA ABLAZE）と対戦する菅原美優（22=K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ）が所属ジムで公開練習を行い、インタビューが主催者から届いた。

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　菅原は、2分1Rのミット打ちを披露。「まあまあいい感じです」と語りながらも、鋭いパンチとキックを連発し、順調な仕上がりの良さをアピールした。

公開練習では鋭いミット打ちを披露した（C）K-1

　トーナメントの一回戦の相手は、19歳の新鋭・松谷桐だ。彼女は他団体で実績を積み、昨年から鳴り物入りでK-1 JAPAN GROUPに参戦し、今回のトーナメントにも抜擢された経緯がある。菅原は松谷について、「何でも出来る子だなっていう印象で、凄い上手くて強い子だなって思っています」と評価する。

　松谷は、優勝候補の菅原とMIOが決勝戦での再戦（両者は1勝1敗）が期待されていることについて「実現させない」と反発している。そのことについて菅原は、「やる気で来てくれる分には全然。私にはあんまり関係ない感じですね（笑）」と気にしていない。

　MIOとの決勝での再戦も、「私は正直どっちでもいいっていう感じなんですよね」と菅原。「MIOさんには負ける気がしないんで。負けた相手に負けるのは嫌ですけど、勝った相手に負けるのはもっと嫌なんで、そこは特に今回気にしているポイントでは全然なくて、どっちが上がってきてもいいかなって感じです」と、MIOとの決着戦にこだわっている様子はないようだ。

　そうした心境になれたのは、MIOとの2度の戦いを経て、メンタル面での成長を実感出来ているからなのだろう。修羅場を潜り抜けてきたことで、「いろんな形でメンタルも鍛えられて強くなっているかなと思います」と菅原を成長させてきた。

菅原はどんな技で相手を倒すのか注目が集まる（C）K-1

　そんな中で迎えるK-1史上初の女子だけの大会、そしてK-1の初代王座決定トーナメント。「トーナメント自体はやっと決まったなって感じですけど、女子の大会は本当にビックリしました。嬉しかったです」と菅原。「今までの試合は男の子と一緒に出るので、男の子に負けない試合をしないとって感じでしたけど、今回は初の女子大会ということでみんなで頑張りたいなという気持ちはありますね。今後も続けていく上で」と、気持ちの持ち方にも変化はあるようだ。

「感動するから楽しみにしといてって、家族にも言っているんで頑張ります」と菅原は、トーナメントの決勝を制し、メインイベントでタイトルマッチを戦うジムの先輩であるKANAにいい形でバトンを繋ぎ、閉会式で二人でベルトを巻いてツーショット写真を撮るという青写真を思い描いている。

「最高のシナリオ」の実現のためにも、「とにかくベルトを獲ることだけに集中して1日過ごしたいと思います」と、雑念を払ってトーナメント制覇に集中する。

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