2022/08/12（金）UP
（最終更新：2022/08/12 17:48）

田上こゆる（左）と北野一声

　日本人の若手MMA選手に、一定期間アメリカでの練習環境を提供し、さらなる成長のきっかけを期待する『ABEMA格闘チャンネル海外武者修行プロジェクト』の第2期生に、ストロー級期待の星・田上こゆる（BLOWS）と北野一声（SONIC SQUAD）が選ばれた。両選手は、日本時間12日、練習場所となる「Roufusport MMA」に向かうべく、アメリカのミルウォーキー州に到着。約1ヶ月間のトレーニングを開始する予定だ。

【動画】田上のパンチが相手の顔面にクリーンヒット、衝撃的なダウンの瞬間

パンチを放つ田上（2021年2月）

　同プロジェクトは、インターネット動画配信サービス『ABEMA』の格闘チャンネルと、世界で活躍しているプロ格闘家らのマネジメントを行う、シュウ・ヒラタ氏率いる格闘家専門のスポーツエージェント『ON THE ROAD MANAGEMANT』の共同プロジェクトで、選手がそれぞれの適性に合った北米トップレベルの総合格闘技ジムで、経済面を心配することなく練習だけに集中することが出来る環境を提供するというもの。

　田上は小学生からシュートボクシングをはじめ、アマチュアでは35kg、40kgで優勝している。18年2月よりアマチュア修斗に参戦し7戦無敗。2019年に修斗でプロデビューし、現在プロ戦績8戦5勝3敗。前戦は今年4月の修斗で当真佳直に判定負けを喫した。

　北野は2019年にZSTでデビュー、現在プロ5戦全てKO勝利。前戦は今年5月のFighting NEXUSで、1R 16秒でTKO勝利している。

空気椅子を行う平田樹（左端）

　同企画の第1期生では、平田樹（フリー）ら4名の選手が選ばれた。今年5月に渡米し、約1か月の武者修行を経て帰国した平田は「今まで練習してきたと思っていたけど、アメリカに来るとそうじゃないなと思った」と語り、「意識の高さや、選手同士のコミュニケーションなど、今までの自分にないものが多くて、意識が変わりましたね」「すごく良い経験だなと思います」と振り返った。

　なお、プロジェクトでは随時応募を受け付けており、すでに200件近い応募が寄せられている中から、すでに男女混ざって第5期生までが内定しているという。また海外で長期的に練習している先輩ファイターからも「うちで受け入れるのはどうか？」と相談が寄せられるなど、確かな広がりを見せている。

　田上、北野両選手のさらなる成長にも期待が持たれると共に、今後企画に登場する選手たちにも注目が集まりそうだ。

■ABEMA格闘チャンネルエグゼクティブプロデューサー：北野雄司氏コメント
　本企画の2期生の北野選手・田上選手がアメリカに旅立ち、また「3-5期生」にあたる選手たちが出発を待つなど、本企画も軌道に乗り始めました。アメリカを飛び回り、選手をサポートしてくださるシュウさんに心から感謝します。もちろんアメリカで練習したからといってすぐに成長して試合で勝って…というほど総合格闘技は甘いスポーツではないと思いますが、「世界を知る」「本場の空気を知る」というきっかけを得ることで、高い視点を持って次のステージを目指してくれることを願っています。

＜プロジェクト応募条件＞
・「世界での活躍が期待される、プロ戦歴10試合未満の30歳未満のMMA格闘家」であること
※これまで/今後の出場団体や契約先ジム・マネジメントなどの一切は問わない

＜応募連絡先＞
ABEMA格闘チャンネルエグゼクティブプロデューサー：北野雄司
応募先メールアドレス：abema.kakutou@gmail.com

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