2022/10/26（水）UP
（最終更新：2022/12/23 11:18）

クレベル（左）とパトリシオが会見で並ぶ

　12月31日（土）にさいたまスーパーアリーナで開催される『RIZIN.40』の「RIZIN vs. Bellator 全面対抗戦」カード発表会見が都内にて26日、行われた。フェザー級戦では、23日にRIZINフェザー級新王者となったばかりのクレベル・コイケ（ボンサイ柔術）がBellator同級王者で、Bellator男子パウンド・フォー・パウンドランキング1位と目されているパトリシオ・ピットブル（ブラジル）と対決する。

【動画】これがパトリシオだ！戦慄のKOシーン集！／クレベルが三角絞めで牛久に一本勝ちした瞬間

日本とRIZINを守ると意気込む新王者・クレベル

　クレベルは、Rebel FCフェザー級王者、KSW同級王者を経て、23日には牛久絢太郎に三角絞めで一本勝ちし、念願のRIZIN王者に。
　RIZINでは朝倉未来戦を含めて6連続一本勝ち、計31勝のうち27が一本勝ちという寝技のスペシャリストだ。

　対するパトリシオはBellator 史上3番目となる2階級制覇王者（ライト級＆フェザー級）。昨年7月のフェザー級WGP決勝で一本負けを喫し、AJマッキーに王座を奪われたが、今年4月にマッキーとのダイレクトリマッチに判定勝利し、王座を取り戻した。今月1日には同級2位のアダム・ボリッチを挑戦者に迎え、防衛に成功している。
　ライト級王座は昨年10月に返上し、現在は兄のパトリッキーがその王座を保持している。

パトリシオが登場

　登壇したクレベルは「こんなチャンスにちょっと緊張している。でも自分は日本を守るので頑張ります。絶対良い試合をしたい、応援お願いします」と意気込む。

　対するパトリシオは「子どものころからMMAを見て育ちました。ノゲイラ、ヴァンダレイ・シウバ、そんな選手に憧れて、日本で試合をしたいと思っていました」と憧れの日本での試合に感無量のようだ。

どこで誰とでもやる、と堂々たるパトリシオ

　続けてパトリシオはクレベルについて「彼もブラジルから来ている。互いの国を代表して素晴らしい試合をし、良い勝ち方をしたい」と同郷の相手に全力を尽くすとする。

　今回はリングで戦うことになる。ベラトールで慣れているケージとの違いについてパトリシオは「私は14試合、このルールで戦ってきている」とベラトールデビュー以前のリングファイトでの経験で、問題ないとする。
　また、19年のRIZINライト級トーナメントに参戦したパトリッキーのサポート、セコンドをしていた経験から「兄もリングでやってきている。どんなルールでも、どんな相手でもやってやります」と場所やルール、相手を問わないと言い放った。