2022/10/26（水）UP
（最終更新：2022/10/26 20:14）

サトシ・ソウザ（左）とAJ・マッキーが会見で並ぶ

　12月31日（土）にさいたまスーパーアリーナで開催される『RIZIN.40』での「RIZIN vs. Bellator 全面対抗戦」カード発表会見が都内にて26日、行われた。ライト級戦では、RIZINライト級王者ホベルト・サトシ・ソウザ（33-ボンサイ柔術）が、Bellator最多の18連勝記録を持つ、前Bellator世界フェザー級王者AJ・マッキー（27=アメリカ）と対決する。

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日本代表としてやる気十分のサトシ

　サトシは数々の柔術大会で優勝を重ねた“柔術界の至宝”。RIZIN参戦すると2連勝の後、19年のRIZINライト級トーナメントに参戦したが、1回戦でジョニー・ケースの打撃を左目に受けタップアウトで初黒星を喫した。
　しかし、その後も連勝を重ね、21年6月にはライト級トーナメント覇者トフィック・ムサエフに一本勝ちで王座奪取。今年4月にはケースにも一本勝ちでリベンジ防衛を果たした。現在RIZIN5連続フィニッシュ勝利中だ。

ベラトール戦士と戦う夢が叶ったサトシ

　マッキーはかつてBellator、UFC、日本のHERO’Sにも参戦した元MMA選手のアントニオ・マッキーを父親に持つMMAサラブレッド。昨年8月のフェザー級WGP決勝及びタイトルマッチでパトリシオ・ピットブル・フレイレをギロチンチョークで極め、デビュー以来負けなしの18連勝でWGP優勝と共に新王者に。

　しかし今年4月、初の防衛戦となったピットブルとのリマッチで敗戦。ベルトを失うと共にキャリア初黒星を喫した。

マッキーはサトシに「柔術最高峰」とリスペクト

　10月には1階級上のライト級に転向し、4月のRIZINで武田光司に一本勝ちしたスパイク・カーライルに勝利し再起した。現在Bellatorライト級8位。

　登壇したサトシは「私は前からベラトールの選手と戦いたいと言っていたので、嬉しい。日本のために、RIZINのために頑張ります。日本の力を見せたい」と意気込む。

　対するマッキーは「子どもの頃からランペイジたちに憧れて、彼らみたいに日本のお客さんを湧かせたかった。夢みたい」と願いが叶ったと喜ぶ。

サトシ・ソウザ（左）とAJ・マッキーのフェイスオフ

　続けてマッキーはサトシについて「間違いなく自分のキャリアの中で最高峰の柔術技術を持っている選手。彼相手に自分の実力を試すのを楽しみにしています」とやる気満々だ。
　今回はリングで戦うことになる。ベラトールで慣れているケージとの違いについてマッキーは「興奮しています。リングというより、ルールが楽しみ。グラウンドのヒザやキック。それらを行うことにより、自分の武器がより増える。どういうルールでも戦いは戦い。楽しみです」と血気盛んなコメントを返した。

　王者サトシは、紛れもない強豪マッキー相手に愛する日本の誇りを守ることができるか。

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