2023/02/08（水）UP
（最終更新：2023/02/08 20:21）

DEEP現役王者の2人、大原（右）と大島（左）は揃って勝利した

　2月4日（土）韓国で『DEEP』と韓国MMA団体『BLACK COMBAT』の［5vs5対抗戦］が行われ、DEEPライト級王者・大原樹理（KIBA マーシャルアーツクラブ）がKO勝利、DEEP女子ミクロ級、DEEP JEWELS女子アトム級王者・大島沙緒里（AACC）が一本勝ちを飾ったが、残る3人は惜しくもフィニッシュで負け越してしまった。4日、DEEP公式ツイッターが発表した。

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　試合は全て5分3RのMMAルール。先鋒［女子アトム級］に立った大島は、ホン・イェリン（韓国）に3R腕十字一本勝ち。次鋒［ライト級］の大原も、ユン・ダウォン（韓国）に、顔面ヒザ蹴りで1RKO勝利を飾った。

　リードし完勝と思われたが、中堅［バンタム級］の山本聖悟（Team Cloud）が、”韓国最強兄弟”とも呼ばれる兄キム・ジョンフン（韓国）に2RKO負け。続けて副将［フェザー級］では、元DEEPライト級王者・中村大介（夕月堂本舗）が、ジョンフンの弟キム・ミンウ（韓国）に3Rチョークで一本負け。
　そして大将戦[無差別級]では、赤沢幸典（Tristar Gym 日本館/Team Cloud）が、チェ・ウォンジュン（韓国）に3RKO負けを喫し、惜しくも逆転負けを許してしまった。

　DEEP公式ツイッターはこの結果を受け「負けました。選抜メンバーはスケジュールや条件で断られた選手も何人もいましたが、今やれるベストな選手で挑みましたので、負けた選手にも拍手を。ただ、最高のイベントでした。やりかえします」とリベンジを誓っている。

　これにBLACK COMBAT公式ツイッターは「最高の試合でした。チャンピオンたちで構成された私たちの最強戦力は10月にお見せします。でも、そちらはチャンピオン出身を3人も連れてきて負けてるので、次はDEEPの兄、RIZINを連れてきてみてはいかがですか？それならちょっと戦ってみる価値はあるかもですね」と10月に再び対抗戦を行う計画があり、さらにはRIZINチームとも戦いたいと返した。

　中村に勝利した”韓国最強兄弟”弟のキム・ミンウは、試合前の会見で「日本には大スターの兄弟、朝倉兄弟がいます。しかし今回の試合で勝利したら、どちらが”アジア最強の兄弟”なのか決着をつけてみたい」と朝倉兄弟との対決を要望している。
　ミンウは元Road FCバンタム級王者で、昨年の『Road To UFC』バンタム級では優勝候補として参戦したが、準決勝の風間敏臣戦前に、体重オーバーで失格となっている。現在はフェザー級で、朝倉未来との対戦を望んでおり、5戦5勝の兄・ジョンフンがバンタム級の海との対決を望む。
　　
　BLACK COMBATは韓国の新興MMA団体で、YouTube発のプロモーションで頭角を現した。現在はRoad FCからも次々と選手を引き抜き、大きな勢力となっている。今回DEEPとの対抗戦で勝利したが、次は”RIZINチーム”と対決なるのか。

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