2023/01/31（火）UP
（最終更新：2023/01/31 22:21）

大原がサッカーボールキックでKO防衛＝昨年7月

　2月4日（土）韓国で、『DEEP』と韓国MMA団体『BLACK COMBAT』の［5vs5対抗戦］が行われる。今月28日に韓国で記者会見が行われ、選手や団体代表らが登壇した。中でもライト級戦では、DEEP王者・大原樹理がマイクでも”マウント”を取りまくった。

【動画】王者・大原が韓国ファイターに”言いたい放題”、会場もざわつく

　BLACK COMBATは韓国の新興MMA団体で、YouTube発のプロモーションで頭角を現した。両者は昨年から対抗戦を予告しており、いよいよ今週末に対決が迫る。

　ライト級では、現DEEPライト級王者・大原樹理（KIBA マーシャルアーツクラブ）が参戦。5勝4敗1分のユン・ダウォン（韓国）と戦う。

大原（左）は長い手足から繰り出す鋭い打撃が武器だ

　大原は50戦以上のキャリアを持ち、31勝（17KO）と高い決定率を誇る。
　20年にRIZIN参戦すると、矢地祐介に判定勝ち。21年にはDEEPの王座を戴冠した。8連勝中だったが、昨年9月のRIZINでルイス・グスタボにTKO負けしている。

　相手のユン・ダウォンは、予選オーディション準決勝で、元UFCファイターのバン・テヒョンに判定勝ち。決勝では、現修斗ライト級王者・西川大和を過去にKOしている選手に判定勝利し、代表権を手にした。
　ユンは17年にはDEEPにも参戦しており、横田一則に一本負けしている。

挑発冴えわたる大原 BLACK COMBAT

　会見で大原はユンについて「DEEPに来て負けたってことだけ知ってますね」と無関心げにコメント。
　ユンを難しい相手と感じないかとの質問に「難しいも何も、イージーじゃないですか。簡単じゃないですか、難しくないし、イージー」と言い放つと、会場がざわつく。

　ユンはグラップリングが得意なファイターだが、大原は「そういう相手とばっかやってきてチャンピオンになってるんで、全く問題ないです」とこともなげにコメント。

　一方、ユンは17年にDEEPで負けたことについて尋ねられると「私が20歳の時で、5年も昔の話。今の私の実力はDEEP王者に比肩する」と当時とは別人のように強くなったと語る。

威圧的なフェイスオフの大原 @jewels_deep

　しかし大原は「5年で10戦？何やってたの、その間」と挑発的に突っ込む。大原は近年、1年に5、6試合のペースで戦っている。
　ユンが「私はあなたと違って、減量が10kgある」と返すと、大原はすかさず「いや、関係ないでしょ。やる気あったら出来るでしょ。やる気ないからやんないんだし、試合したくなかったんでしょ、認めな」と言い立てると、ユンは苦笑いし「あなたは元気だ」とだけ返した。

　完全に大原ペースで進んだ会見だったが、試合もまた大原の圧勝で終わるのか注目だ。

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