2023/04/17（月）UP
（最終更新：2023/04/18 08:36）

山本アーセンが3年ぶり復帰に、強靭マッスルボディを披露！

　5月6日（土）に東京・有明アリーナで開催される『RIZIN.42』の[RIZIN MMAルール 57kgマッチ]にて、伊藤裕樹（25=ネックス）と対戦する、山本アーセン（26=KRAZY BEE/SPIKE22）が17日に都内で公開練習を行なった。

【フォト】アーセンの強靭なマッスルボディ！豪快な投げ技も炸裂=公開練習

　アーセンは同じくRIZINに参戦する山本美憂の長男。“格闘サラブレッド”として15年にRIZINでMMAデビューを飾るも、期待された結果が出せず、20年の加藤ケンジ戦（1R KO負け）を最後に試合から遠ざかっていた。

豪快な投げを炸裂！

　約3年ぶりの復帰戦となったが、相手はRIZIN3戦全てKO勝利の伊藤だ。前戦となる今年2月のDEEPフライ級GP準決勝で本田良介に判定負けしたものの、その勢いに陰りはない。

　アーセンは公開練習で、上半身裸で対面シャドーを披露。その鍛え上げたマッスルボディとキレのある動きは、長く戦列を離れていることは微塵も感じさせないほどだ。最後はレスリングの投げを披露。そのパワフルで豪快な動きに詰め掛けた取材陣を驚かせた。

「殺しにいく」と必勝宣言するアーセン

　現在のコンディションについて「バッチリです。特に不安はない」と笑顔のアーセン。しかし「久しぶりの試合だから、ある程度イメージトレーニングはしているが、どうなるのかなと。まあ、でも楽しみです」と、久しぶりの実戦とあって、精神状態は不安半分、楽しみ半分といったところか。

　試合に向けての練習状況は、母親の美憂がメインコーチとして、練習メニューなどを考え、アーセンはその指示に従いながら準備に集中していると語ったが、今回の公開練習のキレのある動きを見ると、良い準備ができているのは明らかだ。

3年ぶり復帰のアーセン、その進化を見せるのか

　アーセンは伊藤の試合映像を「正直あまり見ていない」といい、その理由を「見てしまい、もし不安から来るバッドマインドになると、今まで自分が注ぎ込んだ技が出せなくなって意味がなくなる」と、あくまで自分の戦いを貫く構え。その一方で、相手の弱点は既に把握しているという。

　会見で伊藤が浮名を流すアーセンの私生活を批判する発言をしたが「そればっかりはごもっとも過ぎて腹も立たない」とコメント。

　さらに、榊原代表が今回結果を出さないとラストチャンスになると発言したことには「そうなんですか、なら、そうだと思います。パカーンと（負けたら）もうチャンスはない。でも、オレはそれを考えてしまうと動きが悪くなるし、それを意識してしまうと、クソつまんない試合になりそうだから、自分の好きなように戦う。やるなら自由に戦う」と、前を向いた。

　今回の試合のテーマを「絶対に勝つ。ただ勝ちにいき過ぎると、負けるかもしれないので、殺しに行きます」と掲げたが、その勝負ポイントを問われると、「根性じゃないですか。相手は気持ちが強い選手。どっちの気持ちが先に折れるか、が勝負」と、静かに闘志を燃やした。

　今大会に参戦予定だった美憂が膝の負傷で欠場。美憂の試合は大晦日にスライドとなったが、息子のアーセンはセコンドにつく母親の前で、勝利のバトンを渡すことができるのか。

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