【ベラトール】中止の堀口恭司戦、相手ボーグは体重作れず引退発表

2023/04/22（土）UP
（最終更新：2023/05/27 19:55）

　4月22日（日本時間23日）にハワイ州ホノルルで開催される総合格闘技イベント『Bellator 295』にて予定されていた、堀口恭司（32=ATT）と元UFC強豪のレイ・ボーグ（29=米国）の試合が中止となったことが21日に発表された。ボーグが体重を作れなかったことによるが、そのボーグが引退を発表した。

　ボーグは22日、自身のSNSで「この週末は予定通りにはいかず、私は戦わないことになった。またこのようなことが起これば、引退すると自分に誓っていた。だから私は正式に試合から降り、引退する。これまで失望させてしまった人たちに謝罪し、このクレイジーな年月の間、私の側にいてくれた人たちに感謝したい。私はこれから、人生において別の道を歩むことになる」と引退を報告している。

　ボーグは14年UFCデビュー時にはフライ級(56.7 kg) 以下で戦っていたが、体重が作れずキャンセルなどもあり、19年よりバンタム級(61.2 kg)へ階級アップ。しかし今回は元々フライ級での試合で一部ファンから不安視されていた。

　すると試合直前になりボーグ側が体重を落とせず130ポンド(58.96kg)に変更申請。そして20日に堀口の試合直前インタビューで「相手が多分体重が落とせないから130ポンド(58.96kg)契約になりました」と報告された。堀口も契約体重の変更に合意したが、その体重もボーグは作れなかったという。

　海外メディアでは今回の件でベラトールをリリースされたとも報じられ、その後の引退発表だったようだ。

　ボーグはこれまでの戦績で、病気や個人的な問題を理由に何度か試合をキャンセルしていた。堀口は本日22日に自身のSNSで「今回の試合流れてしまいました。楽しみにしていた皆様本当に申し訳ありません。また、しっかり楽しい試合が見せられるように作ってきます！」とコメントしている。

　堀口は昨年9月の『RIZIN.38』にて金太郎に一本勝ち、続く大みそかの『RIZIN.40』で実施された「RIZIN×Bellator全面対抗戦」では扇久保博正を判定で下し2連勝。今回は昨年4月『Bellator 279』でパッチー・ミックスに判定負けして以来、1年ぶりのベラトール復帰戦となる予定だった。

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