2023/05/30（火）UP
（最終更新：2023/05/30 12:15）

ダニロ・ザノリニ（左）と佐藤嘉洋(C)K-1

　6月3日（土）に神奈川・横浜武道館で開催される『K-1 WORLD GP 2023～初代ミドル級王座決定トーナメント～』で「K-1 WORLD GP初代ミドル級王座決定トーナメント」に出場し、一回戦でハッサン・トイ（トルコ/Team Toy）と対戦するダニロ・ザノリニ（ブラジル/ブラジリアンタイ）が名古屋JKF池下にて公開練習を行った。

【動画】ダニロ・ザノリニが佐藤嘉洋と特訓！

パンチを打つダニロ・ザノリニ（右）(C)K-1

　ザノリニは1999年にブラジルから日本に移住。スーパー・ウェルター級戦線で活躍し、4団体のベルトを巻いた。近年ではブラジリアンタイの代表・指導者としてK-1に多数選手を送り込んでいたが、2022年2月に現役ファイターとしてK-1に参戦。今回、初代ミドル級王座決定トーナメントへの出場が決まった。

　そのザノリニがトレーニングパートナーとして声をかけたのが、同じ愛知県在住で過去にK-1 MAXで拳を交えている佐藤嘉洋だった。

2010年3月の「K-1 WORLD MAX 2010 」で対戦したダニロ・ザノリニ（左）と佐藤嘉洋

　ザノリニのトレーナーを務めていたトーマス・スタンレー氏が昨年10月に他界し「トーマスが亡くなって、愛知で一番強い佐藤さんに練習を見てもらいたかった。佐藤さんはK-1MAXで日本チャンピオンになっているし、私が今まで戦ってきたなかで一番強かった。その佐藤さんと練習出来たら、自分もチャンピオンになれると思った」とザノリニ。それから2人の練習がスタートし、今回の公開練習でも佐藤とのマススパーリングを披露した。

　佐藤も「階級も上げて、体の圧力は今の方があると思います。練習を始めた頃は反応の鈍さもあったんですけど、練習をやるたびに動きは良くなっているし、上手く相手の技にも反応出来るようになりました。対策している技があって、それもいいタイミングで当たるようになってきています」とザノリニに太鼓判を押す。

佐藤嘉洋（左）の持つミットに膝を打ち込むダニロ・ザノリニ(C)K-1

　そして「どうしても20代のハッサンとギリギリのところで戦うと敵わないので、そこを経験や老獪さでどうぼやかすか」と1回戦の相手ハッサン・トイを分析した上で「ダニロさんのラッシュと勢いにはいいものがある。今回は年齢的にも最後の挑戦になると思うので、今までだったら1発2発で終わったところで、3発4発打って欲しいです」とエールを送った。

　トーナメントには同門のヴィニシウス・ディオニツィオも出場するが、1番強いのは松倉信太郎だと思っているとし「松倉選手とやりたいし、ヴィニシウスが松倉選手に勝って決勝でブラジル人対決になってもうれしい。日本もブラジルもどちらも強い、という印象を残したい」とコメント。

ダニロ・ザノリニ（左）と佐藤嘉洋(C)K-1

「私は昔TVでK-1を見て、ずっとK-1のリングに上がりたかった。2010年にK-1 MAXに出て佐藤さんに負けて、それから他のリングに上がって世界タイトルも獲ったけど、やっぱり私はK-1のベルトを獲りたい」とK-1でベルトを巻くタイミングをずっと待っていたというザノリニ。果たして今回のトーナメントで念願のK-1ベルト獲得なるか。

＜対戦カード＞
▼第3試合　K-1 WORLD GP初代ミドル級王座決定トーナメント・一回戦(2)/3分3R・延長1R
ダニロ・ザノリニ（ブラジル/ブラジリアンタイ）
vs
ハッサン・トイ（トルコ/Team Toy）

☆この大会の詳細、対戦カード、チケット情報など

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