2023/07/19（水）UP
（最終更新：2023/07/19 16:12）

ヒロヤが仕上がった身体でミット打ち

　7月30日（日）さいたまスーパーアリーナで開催の『超RIZIN.2』に出場する朝倉未来チャレンジ1期生のヒロヤ（トライフォース赤坂）の公開練習が19日、行われた。ヒロヤは「上回っているのは気持ち、絶対に勝つ」と必勝を期していた。

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　ヒロヤは、朝倉未来チャレンジ同期の西谷大成がRIZINデビュー戦でKO負けし、その悔しさからRIZIN榊原信行CEOに直談判し、出場が内定していた。

　相手は初代THE OUTSIDER50-55kg級王者の伊藤裕樹（ネックスイチムエ）。サウスポーから繰り出される一撃必殺の左ストレートを武器に、RIZINやDEEPで強豪たちに勝利してきたが、現在は2連敗中だ。

　公開練習でヒロヤはキックミットへのミット打ちを披露。試合前10日となり引き絞られた上半身から、パワフルなパンチ、キックを繰り出した。

インタビューに応えるヒロヤ

　ヒロヤは、相手の伊藤よりも自身が上回っているものは「この試合にかけている思い」ときっぱり。
　伊藤は”格上”だが、師匠の朝倉未来は「練習通りのヒロヤ君を出せればすべてうまくいく」と、平常心で向かってほしいと告げたと言う。

　その未来は、ヒロヤに「つまらない試合になってもいいから勝ってほしい」とも発表会見で語っていたが、ヒロヤも「今回は勝つことがテーマ。ブレイキングダウンでは面白い試合も求められるが、今回俺が求められているのは実力。絶対に勝つ」と必勝を期する。

　今回の試合は「普通の選手と違い、何かを求めらえているというより、試されている試合」と位置付ける。
　ネットからはRIZINに出場することに批判もあったが、アンチコメントには「見返してやろう」という気が湧き「練習で打ちのめされそうな時にも、ネットの声を思い出す」と逆に力にしていると言う。

必勝を期す

　現在、練習環境は非常に質が高い。師匠の朝倉未来と共に練習するベラトールトップファイターの”ピットブル兄弟”に加え、名コーチのエリック・アルバラシン、朝倉海が招聘したコーチ・エリー、またK-1トップファイターのサッタリ、BRAVE武田光司も合流している。
　
　ヒロヤは練習環境の変化について「ピットブル兄弟と一緒に来ているボクシングやキックトレーナー、レスリングのコーチやキャプテン（エリック）ら、様々なコーチが一人一人見てくれている。日本ではそこで終わりだけど、その情報が共有されているというのが違う」とチームで総合的に選手を見てくれることが驚きだったと言う。

　笑顔の中にも「思いは色々背負ってますけど、勝つか負けるか。ここで負けたらそれまで」と覚悟のほどがちら見えるヒロヤ。
　7月30日に、強敵・伊藤を超え、大舞台で名を轟かせることが出来るか。

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