【RIZIN】“朝倉未来の愛弟子”ヒロヤの対戦相手は伊藤裕樹に決定！会見はまさかの“乱闘騒ぎ”に=7.30

2023/07/05（水）UP
（最終更新：2023/07/05 19:06）

　7月30日（日）さいたまスーパーアリーナで開催の『超RIZIN.2』に出場する朝倉未来チャレンジ1期生のヒロヤ（トライフォース赤坂）の対戦相手が、初代THE OUTSIDER50-55kg級王者の伊藤裕樹（ネックスイチムエ）に決まった。
　本日7月5日に朝倉未来の公式YouTubeチャンネルで発表会見の模様が公開されたが、対戦するヒロヤと伊藤が乱闘騒ぎを起こし、一時騒然となる場面があった。

【フォト】ヒロヤと伊藤が乱闘騒ぎで掴み合い、一触即発の事態に

　会見の冒頭でRIZINの榊原信行CEOは「先般、朝倉未来チャレンジのヒロヤ選手がRIZIN出場への強い意志を朝倉未来選手に伝え、僕のところへ突撃されて出場を志願してきました。仲間の西谷選手が負けた悔しい思いがあるようですが、ぜひチャレンジしたいとのことでした。正直、未来の背中を押す強い力、超RIZINで様々な視点から話題を作る意味もあり受け入れることにしました」と経緯を説明した。

　ヒロヤは、朝倉未来チャレンジ同期で仲間の西谷大成がRIZINデビュー戦において“怪物くん”鈴木博昭に飛びヒザ蹴りをカウンターの左を合わされてKO負けを喫し、その悔しさからRIZIN榊原信行CEOに直談判して出場が内定していた。

　会見に登壇したヒロヤは「チャンスをいただいたので、必ずものにします。それができる男だと思っています」と挨拶。ヒロヤと並んだ伊藤は、少し不満そうな表情で「前回のRIZINで負けてしまって、今回急なオファーだったんですけど、まだDEEPで勝てていない中堅選手が僕とやるということなので、しっかりRIZINの舞台でボコボコにしたいと思います」と挑発した。

　互いの印象についてヒロヤは「DEEPで活躍していてRIZINでも試合をしていい選手だなと思うんですけど、打撃がメインで、この前の試合（山本アーセン戦）を見たらあまり寝技ができないんだなと。ここは勝てると思っています」と強気の姿勢。伊藤は「DEEPでもブレイキングダウンでも中堅以下の雑魚だと思います」と吐き捨てると、ヒロヤが「なんや、コラ」と言い合いに。

　立ち上がったヒロヤは「ブレイキングダウンしか言えねえのか！」と怒り、収拾のつかない状態となる。関係者が2人を分けて、どうにか会見が続くことになった。

　西谷の衝撃KO負けについて伊藤は、「まだ練習が足りないんじゃないですか！実力差があった」と批判。それを聞いていたヒロヤは「実力を出せなかったのは西谷君の弱さかもしれませんが、それをバカにするようなことは違うと思う」と食い下がった。

　そして、今回の試合内容についてヒロヤは「この前の試合（アーセン戦）みたいになるんじゃないですか。3Rかけて戦って勝ちます」とコメント。伊藤は「逆に3Rかけて漬けてやるよ。一本とかKOを狙ってもいいけど」と発言し、「一本獲るのは無理」とヒロヤが反撃した。

　この試合へ向けてヒロヤは「未来さんのおかげで出られることになったので、ここで負けられないです。ここが最後だと思って、チャンスを逃したらもうないと思っています。未来さんにも、“負けたら終わりだよ”と言われていますし、自分でもそう思っています」と背水の陣で臨む覚悟だ。

　伊藤も「初めてキャリアで連敗しているので、この相手に負けたらやっている意味ないと思っています。朝倉未来の名前があるから組まれている。なめられていて腹立たしいので、試合でボコボコにしたいです」と負けられないとした。

　最後に榊原CEOは朝倉未来の推薦でヒロヤが出場できることに対して、「出るために、あらゆる手段を使うのはいいと思っています。使えるものは何でも使う。むしろ、そういう選手に出てきてほしいし、その心意気を買っています。でも、RIZINに出てくれば実力測定の場なので、伊藤選手のような実力上の選手と戦うことになります。どっちも負けられない試合なので、楽しみです」と歓迎ムードだ。

　伊藤の格下には負けられないという思い、ヒロヤの西谷とブレイキングダウンを背負う思い、どちらが上なのか7月30日に答えが分かる。

＜2人の近況＞

　伊藤裕樹は過去にTHE OUTSIDER初代50-55王者に輝き、近年はRIZINやDEEPで戦う。22年2月には福田龍彌に敗北したが、続く5月のDEEPで関原翔と壮絶な殴り合いを演じフルマークの判定勝利。22年7月のRIZIN沖縄大会で宮城友一にTKO勝ち。今年2月のDEEPフライ級GP準決勝で本田良介に判定負け、5月は山本アーセンに判定負けを喫し2連敗となった。

　ヒロヤは『朝倉未来1年チャレンジ』出身。3連敗した時期もあったが、21年に2連勝。昨年2月にはフライ級へ下げ伊澤星花の弟・風我に判定負けしたが、その後は2連続一本勝ち。今年5月7日にはDEEPで安谷屋智弘に判定負け。同月21日にはブレイキングダウン8でドンマイ川端から判定勝ちを収めた。

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