【ボクシング】武居由樹が彫刻ボディで計量パス！”新階級”見据え体重を落としたバキバキ度

2023/07/24（月）UP
（最終更新：2023/07/25 17:09）

　7月25日（火）に行われるプロボクシング井上尚弥vsフルトン戦（有明アリーナ）の前日計量が24日に行われ、アンダーカード［54.0kg契約8回戦］に挑む東洋太平洋スーパーバンタム級王者・武居由樹（27＝大橋）は53.9kg、フィリピンバンタム級王者ロニー・バルドナド（フィリピン）は53.3kgで一発パスした。
　武居は今後、階級を下げバンタム級（53.5kg）での世界戦を見据え、スーパーバンタム（55.3kg)から1.3kg体重を落とし、今回はバンタムに近い54kgでのノンタイトル戦に挑む。計量パスした瞬間、さらにバキバキに仕上がったボディでマッスルポーズを作った。　

【フォト】武居のバキバキ彫刻ボディ！相手もがっしりとしたボディで計量パス

　武居は6戦全勝6KO。5戦目まで圧倒のKO劇を重ねたが、昨年12月の前戦では粘る相手に苦戦、11ラウンドに武居の有効打による流血で相手は試合続行不可能となり、武居がTKO勝ちを収めたが「はじめて11Rやらせていただいて、来年もっと強くなって出直します」と決意を新たに。そして今年2月、韓国にて行われた韓国スーパーバンタム級2位で無敗のチャン・ドンフンとのエキシビション戦ではボディを滅多打ちにして相手をくの字にし圧倒した。

　相手のバルドナドは16勝（9KO）4敗。15年のデビューからKOを重ね、17年に剛腕連打で1ラウンドTKOでWBOオリエンタルフライ級王座を獲得。WBO世界フライ級12位にランクを上げたが、18年3月に３階級制覇を目指す田中恒成に9ラウンドTKO負けで初黒星を喫した。田中には連打で打ち込まれたシーンが多かったが、その中でもゾンビのように復活し打ち返して前に出るタフさも印象的だ。
　以降5連勝も昨年3月にWBAアジア王座に挑戦も11ラウンドTKO負け。しかし前戦となる今年1月30日、フィリピンバンタム級王座に挑み判定勝利。王座に輝いた。

　武居は計量後にSNSを更新し「53.9Kg計量クリア！ 明日は会場とLeminoから応援よろしくお願いします！ バチっと勝つぞ」と意気込んだ。

　粘るタイプのバルドナド、武居にとって昨年12月のタフなタリモ戦を上回る成長した試合を見せられるか。武居の連続KOにも期待がかかる。

【選手データ】
・武居由樹（27=大橋）身長170cm、左ボクサーファイター、戦績6勝（6KO）無敗。キックボクシング戦績：23勝（16KO）2敗。元K-1WORLD GPスーパーバンタム級王者

・ロニー・バルドナド（27=フィリピン）身長163cm、オーソドックス、戦績16勝（9KO）4敗1分。

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