2023/08/27（日）UP
（最終更新：2023/08/27 14:35）

試合へ向けて意気込みを語った上久保周哉（C）U-NEXT

　8月27日（日）シンガポール・インドアスタジアムにて開催される『ROAD TO UFC シーズン2』の［バンタム級準決勝］でシャオ・ロン（中国）と対戦する上久保周哉（日本）のコメントが、ライブ配信を行うU-NEXTより届いた。

　上久保は14年にDEEPフューチャーキングトーナメントで優勝した実績を提げ、18年にONEに参戦。ONEで6戦全勝したが、今回UFC参戦を目指しトーナメント参加を決意した。日本屈指のグラップラーであり、グラップリング大会出場の実績を多く持つ。今年5月の初戦では、ジェライスー・バーエゴンにスプリット判定勝ちを収めている。

　前戦は薄氷を踏む勝ち星だっただけに「トーナメント全体を通して『お前、油断するなよ』っていうメッセージだったんじゃないかと思って、全て吸収して、もう1回準備してきました」と仕切り直して、仕上げてきた。

パンチを振る上久保©️ufc

　トーナメント制覇が近づく中、「どんな内容でも勝つことが全てというのは思いました。とにかく目の前の一勝をみんなが取りに来ている。当たり前のことですけど。途中で負けたら何の意味もないということで、いい試合をしたいです。トーナメントだからって先のことを考えてもしょうがないですからね、目の前の試合にちゃんと勝ちたいと思います」と、まずは目先の準決勝に全集中している。

　シャオ・ロンは寝技のキープ力に加えて、強打も誇るオールラウンダー。「触れてみないと分からないところはあるんですけど、ここを越えないと、と思っている。こんなところで負けるわけにはいかないよと思っています」と意気込む。

　相手より上回っている部分を問われると「全部っていうのが一番かっこいいんじゃないですか。“全局面で上回る”ってみんな好きな言葉だし。でもなあ、何が一番上回っているかな。ケージの中で相手に意地悪な部分が出せるっていうことに関しては、自分のほうが上じゃないですか」という。

「いつもフィニッシュは目指しています」との言葉通り、上久保は実力差を見せつけて、フィニッシュにつなげられるか。彼の語る“意地悪”な部分も含めて、試合内容を楽しみにしたい。

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