2023/09/14（木）UP
（最終更新：2023/12/11 00:47）

王者・鈴木真彦（左）が3度目の防衛戦、対戦相手は大﨑孔稀（右）

　9月14日（木）都内にて会見が行われ、12月10日（日）東京・後楽園ホールで開催される『RISE 174』の対戦カードが発表された。

［RISE バンタム級（-55kg）タイトルマッチ 3分5R無制限延長R］で王者・鈴木真彦（フリー）が挑戦者は大﨑孔稀（OISHI GYM）を挑戦者に迎え、3度目の防衛戦に挑む事が決定した。

　鈴木は“問答無用の爆撃ボーイ”のニックネーム通り、打ち合い上等のスタイルと強打が武器の第7代RISEバンタム級王者。22年6月にはK-1王者・金子晃大に勝利したが、その後は志朗、玖村将史に2連敗。今年8月、イマッド・サヒにKO勝利して再起を果たしている。

意気込みを語る鈴木

　鈴木は「いつも通り防衛戦ですが、攻めて倒しに行きたいです」とコメント。大﨑の前戦をリングサイドで見て「バランスが良くて何でもできる選手。勝ち上がって、ここまで来てくれたので、僕も実力を認めている強い選手」との印象を語る。

　その上で「盛り上がるというより、圧倒的に僕が勝つ試合を見せたい」と圧勝を宣言する。これまで山口道場所属として戦ってきた鈴木だが、フリーとして再スタートを決断。更なる高みを目指すつもりだという。

近年はボクシングにも力を入れている鈴木（左）

　今月10日、横浜アリーナで開催された『ReBOOT～K-1 ReBIRTH～』の［K-1 WORLD GPスーパー・バンタム級タイトルマッチ］で玖村将史を下し、王座防衛した王者・金子晃大からは鈴木へのリベンジ宣言が飛び出していた。

　それを受けて「僕の名前を出してくれたのは嬉しい気持ちはあるけど、お互いがもっと格闘技界を引っ張る存在になって、『THE MATCH.2』じゃないけど、お互い頂点になってからやりたい」とコメント。すぐに再戦は考えていないようだった。

　　対する大﨑はスーパーフライ級王者・大﨑一貴の実弟。BOMバンタム級王座、WMCスーパーフライ級王座、J-NETWORKスーパーフライ級王座など多くのタイトルを獲得。今年8月には加藤有吾との再戦で勝利して、王座挑戦権を掴み取った。

「打ち合いになる」と大﨑

　意気込みを求められると「やっとここまで来たなってのが第一。（ベルトに）挑戦するのが終わりではないし、ベルトを獲ってからスタートです。鈴木選手はずっとRISEを引っ張ってきた選手ですが、僕が倒してRISEのバンタム級を引っ張っていきたいと思います」と覚悟のコメント。

　現スーパーフライ級王者に兄と並び、同時RISE王者となれば団体初の偉業となる。「’’初’’を大﨑兄弟で成し遂げたいと思っていた。ずっと待たせているので、ベルトを獲って、ベルトを持って２人で写真を撮りたい」と兄の期待を背負っての出陣。更に「バチバチの打ち合いになるんじゃないかなと思います」と熱戦を予感させた。

　殴り合い上等の鈴木に対して、大﨑も殺傷能力の高い蹴りなど倒せる武器を持つ。果たして、最後にリングに立っているのはどちらか。

＜対戦決定カード＞
▼RISE バンタム級（-55kg）タイトルマッチ 3分5R無制限延長R
鈴木真彦（フリー/王者/第7代RISEバンタム級王者/WBCムエタイバンタム級王者/HOOST CUP日本バンタム級王者）
vs
大﨑孔稀（OISHI GYM/挑戦者/BOMバンタム級王者/WMCスーパーフライ級王者/J-NETWORKスーパーフライ級王者）

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