2023/11/18（土）UP
（最終更新：2023/11/19 16:34）

明日は笑いながら倒し合いをしそうな山口（右）と西谷（左）

　11月19日（日）に開催されるオープンフィンガーグローブ（OFG）キック大会『FIGHT CLUB』の前日計量が、18日、東京・後楽園ホールで開催されている『RISE 173』の第2試合終了後に行われ、-68kg3分3Rに出場する山口裕人（道化倶楽部）が67.75kg、西谷大成（JAPAN TOP TEAM）は68.00kgとともに計量パスして、マッスルポーズを決めた。

【フォト】山口裕人の刺青ボディ、西谷大成の鍛えた肉体

明日の激闘を予言する山口

　YA-MAN軍団と朝倉未来軍団の対抗戦の中で、意外にも対戦カード発表会見では笑顔で互いの健闘を称え合っていた山口と西谷。2人は、それぞれ過去の試合で乱闘騒ぎを起こすなどの問題児だったが、なぜか波長が合うのか笑顔で向かう遭遇となっていた。

　今回の計量のフェイスオフでは会見と同じように笑顔で向かい合い、むしろ不気味な印象もあった2人。マイクを握った西谷は「初めてのキックの試合、派手に戦おうかなと。相手が侑馬君なんで」とわざと山口裕人の弟の侑馬と間違えると、「なんて？」と笑顔で突っ込む山口。そして「明日は派手に、全力で倒します。僕が倒れても相手が倒れても、絶対に面白い試合になるんで、みなさんすごい期待してください」と西谷が続けた。

西谷も倒し合いになると約束した

　続いてマイクを手にした山口は「まあ、こんな感じですけど、明日は一番バチバチで盛り上がるんじゃないかな。飛びヒザ蹴り狙っているらしいけど、左フックで失神させるんで」と西谷が鈴木博昭にKOされた場面をわざと強調。西谷も「何秒か分かる？」と質問すると、山口が「50何秒やったかな。それで決めるわ」と笑い飛ばす。西谷は「俺も50何秒で、飛びヒザしか狙っていない。あそこで倒せば、俺の人生変わっていた。明日、これで決めるから」と負けずに返した。

　山口が予言したように、緩い感じの2人の煽り合いだが、激戦になるのは間違いない。山口の左フックか、西谷のヒザ蹴りが決まるのかKO必至の対決に期待したい。

＜山口と西谷の近況＞

　山口は勝っても負けてもKO勝負を繰り広げる“OFGの申し子”。今年3月にもタリソン“Crazy Cyclone”フェレイラと計6度のダウンを奪い合い逆転KO勝利、8月にはYA-MANとダウンの応酬で会場を盛り上げてKO負けを喫した。

　西谷は若手格闘家育成プロジェクト『朝倉未来1年チャレンジ』の1期生。20年8月にデビュー後は、DEEPを中心にキャリアを積み上げてきた。今年2月には『BreakingDown』で横田一則にキックルールで勝利。続く5月にDEEPで高野優樹とMMAマッチで対戦し、判定勝ち。RIZINデビュー戦となった今年6月の鈴木博昭戦は飛びヒザに左フックを合わされてKO負けを喫した。

＜計量結果＞

▼-68kg　3分3R
山口裕人（道化倶楽部）→67.75kg
vs
西谷大成（JAPAN TOP TEAM）→68.00kg

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