【柔道】阿部一二三、宙に浮かす豪快な”大外刈り”で一本勝ち！きょうだい同時金メダル＝GS東京

2023/12/03（日）UP
（最終更新：2023/12/03 22:21）

　12月3日(日）、柔道の国際大会『柔道グランドスラム東京2023』（東京体育館）の2日目が行われ、男子66kg級では東京五輪金メダリストでパリ五輪が内定している阿部一二三（26＝パーク24）が決勝でバスクフー(モンゴル)を宙に浮かす豪快な大外刈りで、わずか70秒(1分10秒）で一本勝ち！金メダルを獲得した。
　妹の阿部詩もわずか59秒で一本勝ちし優勝、きょうだいで圧倒的な優勝を飾った。

▶︎【フォト】この豪快な宙に浮かす大外刈りで一本！　妹・詩と金メダルツーショット

　一二三は初戦の２回戦で韓国選手に一本勝ちすると、３回戦でマッテオ（イタリア）に背負い投げで一本勝ち。準々決勝ではデニス(モルドバ）に大外刈りと釣り込み腰の合わせ一本。準決勝ではエルケンバヤル(モンゴル)に大外刈りで技ありを奪うなど、技ありか一本で勝ち進む絶好調ぶりで決勝へ。

　決勝ではバスクフーのパワフルな攻めに乗らず、投げを仕掛けていく一二三。最初は投げが潰され、”待て”が入るも再会後、すかさず大外刈りへ！相手の体が宙に浮き背中からドスン！とマットに。相手を転がすような大外もよくあるが、これは綺麗な一本勝ちだった。

　一二三は21年の東京五輪で金メダルを獲得すると、22,23の世界選手権でも金メダル、このGS東京で優勝と敵なし状態。この勢いでパリ五輪の金メダルへ駆け抜けたいところだ。

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