2024/01/20（土）UP
（最終更新：2024/01/20 14:01）

武尊（右）が王者スーパーレックの強さを分析した

　1月28日（日）東京・有明アリーナで開催される『ONE 165』のメインイベントでは、元K-1世界王者の武尊（32=team VASILEUS）が、ONEフライ級キックボクシング世界王者スーパーレック・キアトモー9（28=タイ）のタイトルに挑戦する。
　それに先立ち、ONEの日本公式YouTubeチャンネルでは19日、スーパーレックの試合映像を見ながら武尊が分析する動画が公開された。武尊はスーパーレックの攻撃について「僕が見てきた中でもトップレベル」と識者も要注意と言っていた殺傷能力の高い“ヒザ蹴り”を警戒した。

【フォト】スーパーレックの殺傷能力の高い打撃！ヒザ蹴り分析動画も

　スーパーレックはムエタイ超強豪選手。ルンピニースタジアムのフライ級とバンタム級王座、WBCムエタイ世界スーパーフェザー級王座など多くのタイトルを獲得している。ONEでも12勝1敗と好成績だ。

昨年9月、体重超過はあったが、ムエタイルールでロッタンに勝利したスーパーレック©️ONE

　武尊はスーパーレックの印象を「トータルの上手さがすごいあるし、パンチも蹴りも一発があって強い選手。警戒するとこはいっぱいありますね」と高く評価。まず、パンチのテクニックは「右ストレートがコンパクトだけど強い。体重乗せて打ってるし、リーチ長いですね」と話す。

　続いてヒザ蹴り。「ヒザのカウンターってパンチ当てられやすいんですけど、当たらないところで全部入れてるので、タイミングがめちゃくちゃ上手い。ヒザもコンパクトでスピードがあって、僕が見てきた中でもトップレベルのヒザ蹴り」と、特にヒザを警戒してる様子。

スーパーレックの強烈なハイキック©️ONE

　また、ハイキックに関しては「あんなにハイキックを連打で蹴れる人もあんまり居ない。蹴りがすごい速いし、ロー、ミドル、ハイがほとんどモーション一緒で蹴るんで、相手からしたら分からない」と分析した。

　相手がロッタンからスーパーレックに変更となったこの試合。ネット上では、相性が悪いなど武尊の不利予想も見受けられた。それでも武尊は「『負けるんじゃないか』って言われてる試合の方が燃えるし、良い結果を残せる。相性はあると思うんですけど、自分の戦いに持ってって相性悪いを相性良いに変えるのが得意」と勝利への自信をのぞかせた。

　動画では他にも、スーパーレックのローキックやディフェンステクニックなどを語っている。そちらも合わせて確認されることをおすすめしたい。

　視聴者からは、「改めて観ても強いですね。でも武尊選手はそれを翻す男！」「消耗戦になると思うけど4,5RにKO期待」「120%武尊が勝つわ」など応援の声が多く並んだ。

　果たしてこの一戦を制するのは武尊か、スーパーレックか。熱戦が期待される『ONE 165』は、いよいよ今月28日に行われる。

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