【ONE】武尊と対戦する“ムエタイ超強豪”スーパーレックの強さとは、昨年ロッタンからダウンを奪い勝利も
元K-1世界王者の武尊(日本)が、1月28日に東京・有明アリーナで開催される格闘技イベント『ONE 165』のメインイベントで、ONEフライ級キックボクシング世界王者スーパーレック・キアトモー9(タイ)のタイトルに挑戦する。“あのロッタンからダウンを奪い勝利した”スーパーレックの強さとは。
【フォト&動画】スーパーレックがロッタンからダウンを奪った瞬間、必殺のハイキック&右ストレートKOも
かねてから武尊が対戦を熱望していたロッタンの負傷欠場により、トーンダウンするかに見えたONEの3度目の日本大会だったが、ロッタンの“代役”を務めるのは、まさかの王者スーパーレックだった。
スーパーレックはムエタイ超強豪選手。ルンピニースタジアムのフライ級とバンタム級王座、WBCムエタイ世界スーパーフェザー級王座など多くのタイトルを獲得している。
ONEでも12勝1敗と好成績で、前戦ではムエタイルールでロッタンと大激闘。スーパーレックが体重超過した点もあったが、あのロッタンからダウンを奪い判定勝利を飾った。
“ロッタンにも勝利した男”スーパーレック。その強さはなんといっても、その蹴り技だ。ONEでは“The Kickking Machine”(キッキングマシーン)の愛称を持ち、ミドルキック、ハイキック、ローキック、前蹴り、ヒザ蹴りはどれも一級品。その蹴りの“射程圏内”に入った数多くの強豪たちを撃破してきた。
昨年3月のキック防衛戦では、アグレッシブに攻める挑戦者のダニエル・ウィリアムスを重たいローキックの連発で牽制。焦った相手が前へ出てくると、カウンターのハイキックでダウンを奪い、その後は怒涛のパンチラッシュで完璧なKO勝利を収めている。このフィニッシュまでの流れでは、前蹴りやミドルを巧みに織り交ぜ、自分の距離をキープしつつ相手のダメージを蓄積させており、まさに蹴り主体の戦いがスーパーレックの勝利の方程式だ。
昨日の会見で実施された公開練習で、スーパーレックは蹴りを主体としたミット打ちを披露。フライ級とは思えない破壊力あるミドルキックに記者団からもどよめきが起きたほどだ。
さらに、数々のベルトを巻いてきたスーパーレックの超強豪たる所以は蹴りだけではない。破壊力あるパンチも要注意だ。この試合の解説を務める元K-1王者の魔裟斗はスーパーレックのパンチを「練習を見たが、右ストレートがシャープで強い、これは危険なパンチだと思った。右ストレートはノーモーションで真っ直ぐ入るので危険」と、蹴りだけでなくパンチも武尊は警戒すべきとコメントしている。
いつものように強いプレスで前に出る武尊が、中間距離でスーパーレックの破壊的なミドルキックを両腕に被弾し続け、ダメージを負った状態で得意のパンチの距離に入った瞬間、スーパーレックのヒザ蹴り、ハイキック、もしくはノーモーションの右の餌食に。スーパーレックが試合の主導権を握った場合は、武尊にとってそんな最悪なシナリオもあるかもしれない。
魔裟斗は勝利予想で「6:4で武尊」としたが、果たして、武尊はこのスーパーレックに勝利することができるのか、注目だ。
<選手情報>
スーパーレック・キアトモー9(Superlek_Kiatmuu9/=28/タイ)
体重:61kg、身長:171cm、リーチ180cm
スタンス:オーソドックス
ムエタイ&キック戦績:136勝29敗4引き分け(Wikipedia情報参照)
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