フェザー最強の一戦と注目、KO率9割ホルマトフvs超速フォードの王座戦、井上尚弥と対戦もあるか=3.3
3月3日(日・現地時間2日)で開催される米国ニューヨーク州ベローナ[WBAフェザー級王座決定戦]では、KO率90%越えの無敗オタベク・ホルマトフ(ウズベキスタン/同級1位)が、同じく無敗の元アマエリート レイモンド・フォード(アメリカ/同級2位)と対戦、”フェザー級最強候補対決”と呼び声高い。
この2戦の勝者が、井上尚弥フェザー級転向時の相手になるのではとの声もある。
【動画】ホルマトフの豪腕炸裂でKO勝利!フォードがハイスピードパンチでダウン奪取
ホルマトフはトップアマ上がりで、16年のAIBA世界ユース選手権・フライ級で銅メダル。
21年8月にプロデビューすると、一ヶ月に2回の超ハイペースで試合を行い、なんと4ヶ月で9連続KO勝利。
昨年3月には、34戦無敗のトーマス・パトリック・ウォード(英国)に圧倒KO勝利し、今回の挑戦権を獲得した。戦績は12勝(11KO)無敗。
3階級制覇ガーボンタ・デービスのスパーリングパートナーとしても知られ、スピードと堅さを備えた左の強打から、無冠ながら”フェザー級最強候補”に挙げられている。
対するフォードもアマエリートで、こちらは18年のナショナル・ゴールデン・グローブでバンタム級金メダル。
19年3月にデビューすると8連勝。9戦目で引き分けるも、その後WBAアメリカ大陸やIBF北米のフェザー級王座を獲得している。
前戦の昨年4月には、ドネアにも勝利している元WBOスーパー・バンタム級王者ヘスス・マグダレノに、ダウンを2度奪い圧勝した。戦績は14勝(7KO)1分無敗。
フォードのSNSを見ると、最近では3階級制覇シャクール・スティーブンソンともスパーリングを重ね、シャクールに「未来のチャンピオンと共に練習出来て誇りに思う」とまで言わしめている。
現在オッズや評価は若干ホルマトフが高いが、カウンター技術とスピードに優るフォードも負けず劣らず。海外ファンの中では「この一戦を制した者が、この階級を支配する」と”フェザー級最強対決”という見方もある。
井上尚弥は来年以降、フェザー級へ上げる見通しだが、アメリカで井上のプロモートを行っているのはトップランク社だ。
ホルマトフはトップランクと契約しており、フォードもアメリカ人気ファイターであることから、井上がフェザーに上げた時に組みやすいと見られている。
現在フェザー級は国内でも、阿部の他に堤駿斗、松本圭佑、さらに亀田和毅ら人材が豊富だ。
彼らもいずれ戦うことになるかもしれない。
なお同日同場所で[IBF世界フェザー級タイトルマッチ]も行われ、同級1位・阿部麗也(KG大和)が、王者のルイス・アルベルト・ロペス(30=メキシコ)に挑む。
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