2024/03/13（水）UP
（最終更新：2024/03/13 17:20）

鶴屋代表と「THE BLACK BELT JAPAN」の新チームに所属した平良達郎、扇久保博正、太田忍、浅倉カンナほか

　パラエストラ千葉ネットワーク（柏・千葉・松戸）の鶴屋浩代表が、3月13日（水）、都内ジムにてTHEパラエストラ沖縄の松根良太代表とともに記者会見を開き、新チーム設立を発表。会見には、所属のUFCファイター・平良達郎と鶴屋怜、そしてRIZINで活躍する扇久保博正、太田忍、浅倉カンナ、岡田遼、また神田コウヤ、重田ホノカ、KARENらも登壇した。

【フォト】UFCファイター平良、ストレートで顔面流血KO！

　会見で鶴屋代表は「私と松根が1999年にパラエストラ松戸を設立しまして、中井祐樹先生のもとで約24年間、総合格闘技とブラジリアン柔術に携わってきました。MMAにおいては15本のチャンピオンベルト、柔術に関しても30人以上の黒帯を輩出してきました。そして今年4月1日から、新たなチームを設立します」と挨拶し、「新しいチームの名は『THE BLACKBELT JAPAN（ザ・ブラックベルト・ジャパン）』に決まりました」と発表した。

「THE BLACK BELT JAPAN」の鶴屋代表（左）と松根副代表（右）

　この名称にしたのは、「礼に始まり礼に終わる。これが日本の古来からある武道の基本です。武道を若い選手に伝承していくのが我々の役目。武道を極めた人には、黒帯が授与されます。日本の黒帯のチームで、世界のMMAファイターや柔術家たちと戦っていきたいと思います」と武道の心を持ったチームを結成し、世界と戦うことが原点にあるようだ。

　鶴屋代表は5年前からパラエストラグループからの独立を考えていたといい、「自分のジムで挑戦してみたいという気持ちがあり、中井先生に相談しました。松根にも話したところ、自分についてくるということで、今回の独立につながりました」と説明した。

　パラエストラグループの中井祐樹筆頭代表からは「がんばってください」と快く送り出してくれたといい、円満での独立という形となる。

　また鶴屋代表は、昨年、UFC PI（パフォーマンス・インスティテュート）を視察して日本が他国よりも遅れていることを痛感し、今回の独立にもつながったとも明かした。UFC PIは、UFCが運営している施設で、トレーニング機器が揃っているのはもちろんのこと、専門のトレーナー、身体のメンテナンス、食事管理までしてくれるという。

　ちなみに朝倉未来が所属するJTT（ジャパン・トップチーム）も、UFC PIに刺激を受け環境を整えるべく優秀な指導を集めて改革を進めているところだ。鶴屋代表は「JTTが行動を起こしたことは凄いと思います」といい刺激を受けているとも語った。

　ただ現状、UFC PIのような大規模の施設を作って運営していくためには資金集めが必要になるため、まずは優秀なトレーナーとの契約やトレーニング設備を整えていくことから始めると明かす。鶴屋代表は「強い日本人を育成したい」と語り、松根副代表とともに、THE BLACK BELT JAPANの地盤作りから着手することになりそうだ。

▶次ページは、【フォト】UFCファイター平良、ストレートで顔面流血KO！