”超新星”平良達郎にUFCで高評価「被弾の少なさ」「トップキープ率」で歴代4位に

2023/12/13（水）UP
（最終更新：2023/12/13 12:11）

　12月10日（日）に米国ネバダ州で開催された『UFCファイトナイト・ラスベガス83』のフライ級マッチでは、平良達郎（23=Theパラエストラ沖縄）がカルロス・ヘルナンデス（30=米国）に右ストレートからのパウンド連打で2回TKO勝利。
　これで平良はUFCデビューから5連勝、UFC公式レコードブックでは「被弾率の低さ」「トップポジションキープ率」で共に歴代4位に入った。

【フォト・動画】平良が右ストレートでKO勝利！相手は顔面流血

　平良は第8代修斗世界フライ級王者で日本が誇る無敗の超新星。昨年5月にUFCデビューを飾ると4連勝（2一本勝ち）。

　今回の試合でも、1Rからグラウンドで巧みなトップコントロールで相手を苦しめると、2R序盤に右ストレートでダウンを奪取。そのまま怒涛のパウンドでフィニッシュした。

　この勝利で平良は、日本出身のUFCファイターでは水垣偉弥に並ぶUFC5連勝を飾った。

　さらに今月11日に更新されたUFC公式レコードブックに早くもランクイン。公式レコードブックは、5戦以上しているファイターから集計しているものだ。

　平良は「トップポジションのキープ率」で歴代4位（現役ファイターの中では2位）、「1分あたりの被弾数の少なさ」でも歴代タイ4位（現役ファイターの中では3位）、さらに「コントロール時間」でも現役8位に入っている。

「トップキープ率」の2位にはレジェンドでグラウンド巧者のチュール・ソネンが入っているなど、平良の技巧は世界トップレベルに通じるポテンシャルがあると言える。

　試合を観ていた元UFCライト級王者チャールズ・オリベイラや、元UFCバンタム級王者のアルジャメイン・スターリングも「平良は本物だ！」とこぞって称えていた。

　いまだ今回UFCのフライ級ランキングには入っていないが、次戦こそランカーと対戦するのではと見られている。”日本の本物”に期待が止まらない。

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