2024/06/22（土）UP
（最終更新：2024/06/22 12:58）

撫子vsUver∞miyU

　7月20日（土）栃木・ライトキューブ宇都宮にて、キックボクシングイベント『BURST（バースト）』が開催される。NJKFニュージャパンキックボクシング連盟が2015年よりスタートさせた女子キックボクシング『ミネルヴァ』に最軽量級のペーパー級（43.09kg）が新設となり、今大会でピン級（45.36kg）王者・撫子（なでしこ/23＝GRABS KICK BOXING STUDIO）を迎え、Uver∞miyU（ウーバーみゆ/24＝T-KIX GYM）とのペーパー級初戦が行われることが決定した。

【動画】撫子と藤原乃愛の一戦！

　記念すべきペーパー級初戦に名乗りをあげたのが、現ピン級王者でペーパー級1位の撫子。元キック8冠王TOMONORI会長の薫陶を受け、昨年3月にはライバル藤原乃愛を下しピン級王者となるなど、その実力は折り紙付きだ。昨年11月、地元・北海道での初防衛戦勝利後には新階級の開設をアピールしており、ペーパー級への思い入れは誰よりも強い。
　対するUver∞miyUは、今年に入り「キック1本に人生を懸ける」と看護師の職を辞し、精力的にリングに上がる情熱系ファイター。ペーパー級では5位にランクインされたが「チャンピオンと戦えるチャンスはあまりないので、勝ちに行きたい」と大番狂わせを虎視眈々と狙う。

　この一戦に向けては両者そろって「パワーとフィジカル」を強化ポイントにあげており、新・最軽量ながらKO決着も期待できそうだ。

智也が、啓之輔を相手に引退試合を行う

　加えて、元NJKFライト級1位の智也（37＝VERTEX）が、THE OUTSIDER 65-70kg級初代王者・啓之輔（41）を相手に引退試合を行うことも決定。智也は2010年12月のプロデビュー以来、層の厚いNJKFライト級で勝ち負けを繰り返しながらトップランカーまで上り詰めた苦労人。逆転を狙い最後まで攻め続けるファイトスタイルは、まさに“栃木の激闘王”の名にふさわしい。

　18年5月、NJKF初の栃木興行『DUEL.15』にメインイベンターとして登場。聖域（東北の立ち技イベント）スーパーライト級王者・中島崇から2RKO勝利をあげたのを最後にリングから離れていたが、「お世話になった方たちに感謝を伝え、格闘技人生にけじめをつけたい」との思いは消えず。当初は20年4月に引退試合を予定していたが、コロナ禍で中止に。4年越しの思いを遂げるべく、今回は地元の先輩で長年親交の深い啓之輔に対戦を直訴。啓之輔より「引退試合の相手なんてやりたくない。ただ……やらなくてはいけない試合」との回答を得て、この一戦が実現することとなった。

　さらに、本大会を主催するキックボクシングジムZEROの2大エース・NJKF＆WMC日本ライト級王者の羅向（＝らむ/23）とWMC JAPANスーパーフェザー級王者・吏亜夢（＝りあむ/19）らも出場。オープニングファイト4試合、プロ8試合の全12試合が予定されている。

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