【K-1】松倉信太郎が王者初戦、ルーマニア新星と対戦決定=7.7
7月7日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される格闘技イベント『K-1 WORLD MAX 2024』の記者会見が21日都内にて行われ、[スーパーファイト/-80kg契約/3分3R・延長1R]で、第2代K-1 WORLD GPミドル級(-75kg)王者の松倉信太郎(team VASILEUS)が、アレクサンドル・アマリティ(ルーマニア/SCORPIONS SCOBINTI)と対戦することが決まった。
松倉は、昨年6月のK-1初代ミドル級王座決定トーナメントに参戦し、一回戦でヴィニシウス・ディオニツィオをKOし、準決勝で強豪ムスタファ・ハイダからダウンを奪って勝利。決勝ではハッサン・トイの左フックでKO負けを喫した。だがその年の12月に王者ハッサン・トイとダイレクトリマッチを行い、延長判定勝ちで第2代K-1 WORLD GPミドル級王者となり、今回はチャンピオンとなっての初戦を迎える。
対するアマリティは、24年6月にルーマニアで開催された『K-1 FIGHTING NETWORK ROMANIA 2024』に参戦し、ミドル級(83kg)でエドゥアルド・ガフェンク(ルーマニア)と対戦して1RKO勝ち。21歳と若くしてCOLOSSEUMウェルター級(-77kg)王者で、伸びしろも含めて、将来性の高いルーマニアの新星だ。
会見に登壇した松倉は、「やっと決まりました。自分自身、決まらないかなと思っていたんですけど、とりあえず決まって嬉しいですね。精神的に難しかったんですけど、学べたかなと。相手は大きい選手でアグレッシブ、パンチ出してくるんで、今から対戦する相手としてはリスク高いかなと思いましたけど、普通のことをしたくない。チャンピオンになって、よく分からない相手とやるのはよくないかなと思っています」と現在の心境を明かした。
アマリティはK-1ルーマニア大会で1RKOを収め、その名を広めたばかり。だが、75kg級の松倉は、契約体重80kgでの試合となる。上の階級にチャレンジすることについて松倉は「普通のことをやるのはよくないかなと。マジで、どんなルールでも体重でもやりたいと思っていて、枠にとらわれたくないですね。K-1チャンピオンとして、そういう戦いをすることに意味があると思っています。本来、K-1は究極そうだったので(無差別の異種格闘戦)、格闘技は重い階級に華がある。軽量級も面白いけど、ボブ・サップとか、総合格闘技ではミノワマンがソクジュに勝ってすげえと感動した部分があって。それを世界チャンピオンが挑戦するのは面白い」と今後は、階級や競技の枠を取っ払ったチャレンジをしていきたいと明かした。
23日には、Krush後楽園大会のKrush初代ミドル級王座決定トーナメント決勝戦で神保克哉(K-1ジム目黒TEAM TIGER)とブハリ亜輝留(WSRフェアテックス幕張)が対戦するが、K-1ミドル級王者の立場からコメントを求められると松倉は、「正直、興味ないです。盛り上がって俺とやろうだったらいいけど、仮に神保選手が勝ったからといって、俺とやろうと言ってこられてもしんどい」と本音をこぼした。
また、同じジムの武尊や野杁正明から大きな刺激を受けているという松倉は、「『倒しましょう』『勝てる』と言ってくれたので、心強いです」と言い、「勝負をする姿勢が人を動かすと思っていて、彼らから背中を押されるじゃないけど、誇りはあるけど満足はしていません」と挑戦する姿勢は崩さないとあらためて宣言した。
最後に松倉は「K-1にいるからといって、あぐらをかかないようにしたい。7月7日は、試合数がたくさんあるけど、俺の試合を見たら緊張感を感じられるように、俺が嫌いでも倒される確率はあるんで、そういう方にも楽しんでもらえたらと思います」と覚悟を語った。
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