2024/06/26（水）UP
（最終更新：2024/06/27 20:23）

第1回『空手Champion of Champions』（KCC)のトーナメントが発表された

　7月21日代々木第二体育館にて開催される新極真会主催、第1回『空手Champion of Champions』（KCC)のトーナメント表が発表された。
　これは賞金総額3000万円の”体重無差別”世界ビッグトーナメントで、外国人トップ選手9人、日本からも選りすぐりの7名が参戦し、計16名の男女で競われる。
　今回、男女ともに体格に大きく差がある。男子においては海外選手は190cm前後、日本選手は180cm以下だが、この大きな差を埋めることが出来るか。

【フォト＆動画】発表された男女トーナメント表、超大型外国人エヴェンタスが胴回転回し蹴りでKOする瞬間

　今大会のルールでは、再延長戦でマスト判定となる（初戦は延長1回まで）。
　通常の延長後の試し割り、体重判定ルール（10kg以上軽い方が勝ち）が取り払われており、大型外国人が有利。まさに日本選手ピンチと言える。

　優勝賞金1000万がかかる大会、延長は最大2回まで、体重判定などがない分、大型外国人は短期決戦で大暴れする可能性がある。

第1回『空手Champion of Champions』（KCC)の発表会見にて。　中央は緑健児代表、選手は左から渡辺優作、岡田侑己、鈴木未紘、網川来夢

　とくに男子では、昨年の世界大会で優勝したのは入来建武だが、ベスト４は全て外国人。その入来は引退し、5位の岡田侑己、8位の渡辺優作、また5月のJFKOで重量級優勝した白蓮会館・多田大祐が選ばれている。
　22年の全世界ウェイト制は重量級では１、２位と外国人が獲っており、果たして日本は王座奪取なるのか。

　男子1回戦では、岡田は世界4位のアントン・ジマレフ（カザフスタン）と、渡辺は22年全ヨーロッパ優勝マレック・ヴォルニー（ポーランド）と、多田は22年の世界ウエイト制で入来を破ったマシエ・マズール（ポーランド）と対決。いずれも身長185cm超えばかりだ。

　女子の一回戦では、日本エースで世界大会優勝の鈴木未紘は、極真KWU世界ジュニア大会2022優勝のアリーナ・オシペンコ（カザフスタン）と、世界大会3位の”高速パンチ女子”目代結菜は、22年世界ウエイト制重量級優勝ブリジタ・グスタイタイテ（リトアニア）と対決する。

　以下、一回戦の対戦組み合わせ。

【男子・一回戦】
▼エヴェンタス・グザウスカス（リトアニア／29歳／189cm、100kg/22年・第7回全世界ウエイト制大会重量級優勝)
vs
アンジェイ・キンザースキー（カザフスタン／19歳／193cm、85kg／23年極真KWU世界大会優勝、急成長の注目選手）

▼多田大祐（白蓮会館／26歳／178㎝、97㎏／24年全日本フルコンタクト空手道選手権大会　重量級優勝）
vs
マシエ・マズール（ポーランド／32歳／185cm、95kg／22年・第7回全世界ウエイト制大会重量級２位※入来建武を破り決勝進出）

▼アントン・ジマレフ（カザフスタン／22歳／187cm、80kg／23年・第13回世界大会4位）
vs
岡田侑己（27歳／180cm、80kg／23年・第13回世界大会5位・敢闘賞）

▼マレック・ヴォルニー（ポーランド/30歳／189cm、94kg／22年全ヨーロッパ優勝）
vs
渡辺優作（26歳／170cm、98kg／23年・第13回世界大会8位)

【女子・一回戦】
▼ブリジタ・グスタイタイテ（リトアニア／22年・第7回全世界ウエイト制重量級優勝）
vs
目代結菜（21歳／168cm、59kg／23年・第13回世界大会4位）

▼ミリヤム・ビョークルンド（24歳／スウェーデン／171cm、60kg／2年・第7回全世界ウエイト制軽重量級3位）
vs
網川来夢（20歳／171cm、58kg／23年・第13回世界大会２位）

▼イヴァンカ・ポポヴァ（ブルガリア／29歳／全ヨーロッパ大会2023 軽重量級優勝）
vs
藤原桃萌（25歳／167cm、72kg／2024年・第9回全日本フルコンタクト空手道選手権大会重量級準優勝）

▼アリーナ・オシペンコ（カザフスタン／18歳／173cm、75kg／極真KWU世界ジュニア大会2022優勝）
vs
鈴木未紘（18歳／167cm、67kg／23年・第13回世界大会優勝）

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