新極真会『空手Champion of Champions』のルールは大型外国人が有利か!賞金総額3000万円の開催理由は?緑代表が語る
さらに緑代表は「夕方6時半開催で9時には終わる」と2時間余りでイベントが終了するとし、そこには観客を飽きさせず、試合に集中してもらう配慮も伺えた。大会アンバサダーにはケンドー・コバヤシが登場し大会をアピール。それが早くもネットメディアに取り上げられたように、大会や選手を少しでも知ってもらう緑代表の想いは伝わっている。
ルールはフルコンタクト空手ルールで素手、素足の直接打撃制だ。手による顔面攻撃、金的攻撃、掴みは反則で判定、技あり、一本(3秒以上のダウン)で勝敗を決する。しかし、これまでと大きな違いは、前述の通り、再延長で引き分けの場合、試割り判定(1枚でも多く割った方の勝ち)と体重判定(10kg以上体重差がある場合、軽い方が勝ち)での勝敗が省かれたことだ。再延長戦でマスト判定となる(初戦は延長1回まで)。
そうなると、外国選手が有利になる可能性がある。これまで強豪外国人は試割りは怪我を避けるため少なめに割る傾向にあり、体重判定では、身長190センチ以上、100kg超クラスのヘビー級の怪物は、体重判定で散ったりと、身体が小さい日本選手が粘り勝ちすることがあった。さらに試割り、体重判定で引き分けの場合、最終延長があり、大型外国選手がそこでガス欠を起こして負けるのもこれまで数多く見てきた。今回は1試合、長くても本戦3分、延長2分、再延長2分の7分間、海外選手は後先考えず全力で来そうだ。
緑代表は「優勝まで3試合という、ダメージが蓄積しない中で、海外選手元気なうちに試合をしてくると思う。日本選手も厳しい戦いになるが、日本選手は命を賭けて戦う。試合は強い選手が勝つので海外選手が優勝する可能性はある。一発の大きな技をもらわずに立ち向かい日本の王座を守ってほしい」と語った。
優勝賞金1000万がかかる大会、延長は最大2回まで、体重判定などがない分、大型外国人は短期決戦で大暴れする可能性がある。選手は以下にて紹介するが、昨年の世界大会で優勝したのは男子は入来建武だが、ベスト4は全て外国人だった。入来は引退し、5位以下の日本人選手が厳選して選ばれた。22年の全世界ウェイト制は重量級では1、2位と外国人が獲っている。果たして日本は王座奪取なるか。
【出場選手】※23年世界大会優勝の入来建武、準優勝のヴァレリー・ディミトロフは選手引退のため、世界大会上位入賞者、22年の世界ウェイト制大会の実績を踏まえて選出
【男子8名】
岡田侑己(180cm、80kg/23年・第13回世界大会5位・敢闘賞)
渡辺優作(170cm、98kg/23年・第13回世界大会8位)
未定・日本選手=5月のJFKO全日本重量級優勝者
アントン・ジマレフ(カザフスタン/187cm、80kg/23年・第13回世界大会4位)
エヴェンタス・グザウスカス(リトアニア/189cm、100kg/22年・第7回全世界ウエイト制大会 重量級 優勝)
マシエ・マズール(ポーランド/185cm、95kg/22年・第7回全世界ウエイト制大会 重量級 2位※入来建武を破り決勝進出)
アンジェイ・キンザースキー(カザフスタン/193cm、85kg/23年極真KWU世界大会優勝、19歳、急成長の注目選手)
マレック・ヴォルニー(ポーランド/189cm、94kg)22年全ヨーロッパ優勝
女子
鈴木未紘(167cm、67kg/23年・第13回世界大会 優勝)
網川来夢(171cm、58kg/23年・第13回世界大会2位)
未定・日本選手=5月のJFKO全日本重量級優勝者
未定=推薦
ブリジタ・グスタイタイテ(リトアニア/22年・第7回全世界ウエイト制重量級優勝)
イヴァンカ・ポポヴァ(ブルガリア/全ヨーロッパ大会2023 軽重量級優勝)
ミリヤム・ビョークルンド(スウェーデン/2年・第7回全世界ウエイト制軽重量級3位)アリーナ・オシペンコ(カザフスタン/極真KWU世界ジュニア大会2022優勝)
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