【K-1】カリミアンの止まらぬ抗議、今度はレフェリーに物申す!山口翔大は”追放宣言”
12月14日(土)東京・国立代々木競技場第一体育館で開催される『K-1 WORLD GP』の第一弾対戦カード発表記者会見が、5日都内にて行われ、「K-1無差別級ワンマッチ]で、シナ・カリミアン(イラン/SINA ARMY)と山口翔大(日本/GENESIS/TEAM3K)が激突すると発表された。
カリミアンは、意気込みを求められると、前回ノーコンテストとなったクラウディオ戦について、ひたすらコメントを続けた。「対戦相手とは全く話をするつもりはない。前回(イストラテ戦)、私はレフェリーがおかしいんじゃないかと思う。倒れながら私の顔蹴って、クリンチして、後頭部を私が殴られても何もしない。世界的なレベルの大会にしていきたいなら、直さないといけないと思っている」と声を荒げる。
続けて「レフェリーが仕事をしているのならば、ノーコンテストではなくて、反則負けにするべきだったと思う。クラウディオが言っていたことが許せない。私のおかげで強くなって、私のおかげで有名になったし、私のおかげで金を稼げるようになった。それが全部反則が理由だったということを分かってほしい」と、またしてもクラウディオに不満をぶつける。
その後も、後頭部のダメージについて「ダメージに関しては医者しか分からないだろう。医者では見てもらった結果で言えば、後頭部を殴られた後に暗くなって、そこからのダメージが大きかった。ダウンを取られたけど、残りの8分間で倒してやる自信があった」と話し、山口と戦う意気込みなどは一切答えず、「何も話すことはない」としていた。
カリミアン劇場を目の当たりにした山口。「今回のテーマは追放。ファンの皆さんはストレス溜まっていると思うし、本当に後頭部のダメージがあったら、こんなところに座っていないと思う。反則とはいえ、ド突き合いで負けて、トーナメントで出たいやら、がちゃがちゃ抜かしているので、ちょっと僕が日本人代表、K-1代表として、子供たちが憧れられるK-1ファイターになるために、ここで倒して追放したい」と宣言。
カリミアンの抗議を受け、「ほんましょうもないし、ニコラス・ぺラス先輩も空手界出身で尊敬している先輩ですけど、空手の世界で後から判定に文句言ったりとかないので。あのシーンも、後頭部触られただけで、ごちゃごちゃうるさいねん。女みたいに、しょうもないから」と怒りのコメント。
山口のコメントに、カリミアンは中指を立てるなど一歩も譲らず。果たして、注目の対決はどのような結末となるのか。
<選手データ>
カリミアンは、長年K-1で戦い、初代・第3代K-1 WORLD GPクルーザー級王者に輝くなど活躍。直近はクラウディオ・イストラテやリュウ・ツァーに敗北。今年10月の、イストラテとの再戦では、後頭部にパンチを食らって倒れてしまい、そのまま続行不可能に。勝敗無しに終わった中、無差別級T参戦は決定しなかったが、ワンマッチ出場となった。
対する山口は白蓮会館の全日本大会で5度優勝、JFKO全日本大会は、18年と19年の重量級を連覇するなど空手家として活躍。K-1参戦後は4連勝を収め、今年10月にエロール・ジマーマンと無差別級級で対戦したが、惜しくもKO負け。無差別級T参戦は果たせなかったが、リングに帰ってくる。
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