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【ボクシング】但馬ミツロ、初黒星から9ヶ月ぶりリングへ!

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2024/11/27(水)UP

但馬ミツロ(右)と亀田興毅ファウンダー

 27日、大阪府内のKWORLD3 ジムで12月21日(土)にツインメッセ静岡で開催される『3150×LUSHBOMU vol.3』の会見が行われた。この日、『3150×LUSHBOMU』ファウンダー・亀田興毅氏から追加カードとして、日本ヘビー級王者の但馬ミツロ(亀田)とロスメン・ブリトー(ベネズエラ)のヘビー級8回戦が発表された。

 今年3月に行われたブリッジャー級8回戦では、プロ入り後初のダウンを奪われての判定負け。プロ初黒星を喫した但馬が9カ月ぶりにリングに登場する。
 対戦相手のブリトーは9月まで世界ランキングに名を連ねていた強豪。身長193cmと長身で、但馬のキャリアでは最も身長の高い相手だ。2人の身長差は13cmとなる。

 この試合を発表した亀田ファウンダーは「ミツロのポテンシャルは相当高いことは分かっています。あとはそのポテンシャルを発揮できるような練習をして、試合で出すだけだと思います。この試合から世界を目指して再スタートします」と但馬に大きな期待をかける。

 会見に登壇した但馬は、前回の敗戦から色々なことを学んだと言い「前回は 1ラウンドは自分のペースでできましたが、2ラウンドにダウンを奪われ、試合展開が一発で変わってしまいました。改めて重量級の一発は本当に危険であることを知りました」と振り返る。今回の試合については「身長が高い相手ですが、今後も自分より身長が高い選手との対戦が続くと思うので、しっかり対策をして試合に臨みます」と語った。

 試合で骨折した鼻等の怪我が完治してから但馬は、亀田ファウンダーの紹介で、新たに兵庫・夙川にある『BLITZ ジム』でフィジカルのパーソナルトレーニングを始めたことを明かすと、「今まで我流でやってきたフィジカルトレーニングでしたが、初めてマンツーマンのトレーニングでハードな練習に取り組めています。トレーナーの方には最初は『これは赤ちゃんレベルだな』と言われるぐらいで自分のフィジカル能力の弱さを感じましたが、6カ月間のトレーニングで持ち上げる数値も最初から比べたら80kgくらい重い重量が上がるようになっています。並行して行っているスタミナ面のトレーニングでも追い込めているので、フィジカル全体でレベルアップしていると思います」と、自らのフィジカル能力を自覚した上で“肉体改造”が進んでいる成果を実感していた。

 自ら但馬にフィジカルトレーニング方法の変化を求めた亀田ファウンダーは「今は徐々に身体も変わってきて、ようやく赤ちゃんが『ヨチヨチ歩き』できるようなレベルになったところ」と厳しい評価だったが、「ベースができてきたので、これからはよりハードな練習ができる。そうなればあとは強くなるだけ」と今後の“進化”に期待していた。

 最後に、試合に向けて但馬は「日本で重量級の試合を観ていただける機会は少ないので、試合会場や ABEMA で自分の試合を観ていただく方に、重量級の迫力を感じてもらえるような魅力的な試合をできればと思います。自分も久しぶりのリングを楽しみたいと思います」と意気込みを語った。

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