【RIZIN】王座奪還のクレベルが今年の目標語る、5月大会出場も示唆
12月31日(火)さいたまスーパーアリーナで開催された格闘技イベント『RIZIN.49』のフェザー級タイトルマッチで鈴木千裕との激闘を制し、王座を奪還したクレベル・コイケ(ブラジル/ボンサイ柔術)が試合後インタビューに応じた。
クレベルは今年の目標を「チャンピオンを防衛することです」とし、東京ドームで行われる5月大会への出場も示唆した。
両者は23年6月に対戦し、クレベルが腕十字で一本を取った。しかし、クレベルが前日計量で体重超過したため、フェザー級王座を剥奪され、試合も無効試合となっている。その後、王者となった鈴木は今回が2度目の防衛戦となり、鈴木がリベンジするか、それともクレベルが王座に返り咲くか注目が集まった。
試合はクレベルが肩固めや三角絞めなどで攻めて優勢に進めるも、鈴木は極めさせず、クレベルの顔面をカットさせ、下からのパンチで応戦するなど勝利への執念を見せて激闘に。結果は判定3-0でクレベルが勝利して、王座奪還となった。
再びフェザー級のベルトを手にしたクレベルは「嬉しいな、(王座剥奪から)1年半ですね。チャンピオン戻りますよ。 嬉しいです」と勝利を喜ぶ。
対戦した鈴木については「2回目の試合でしたので、彼は経験を積んで自信を持って臨んでくるというのは分かっていました。彼は自分のポジションをすごくうまくディフェンスしてきました」と評価。
続けて、激闘を振り返り「負けるとしたら、自分自身に負けると思っていました。試合前から難しい試合になることは分かっていました。彼がすごく自信をつけてきてるので、フェイストゥフェイスの時にもその自信を感じました。彼のことを弱虫だと呼んだんですけど、そんなことなかったです。ですが自分はとてもよく準備できていて、フィジカル面ではちょっと準備ができなかったかもしれないですけど、メンタルはとても強くいったので、メンタルでは絶対に負けないという風に思っていました」と気持ちでは絶対に譲らない構えだったようだ。
2025年の目標を聞かれ、「チャンピオンを防衛することです。1度も今までやったことがないので、そのチャンスが来た時にちょっと失敗してしまうような状態だったので。去年の目標としてはチャンピオンを奪還することで、今年はそれを維持すること」と自身初になるという王座防衛を目指す。
ヴガール・ケラモフが5月にクレベルと試合する約束をしたと話していたことを記者から受けて「約束というわけではないですけど、彼とそのような話はしました。誰と試合するかということはRIZINが選ぶので、自分が選べるものではない。彼は今回サトシ選手と試合をして、待ちたくなかったからやったんだと思うんですけど、結果的にそれが良い選択ではなかったように思います」と説明。「でも自分は相手が誰でも試合をします。5月は良い準備期間もあるし、良いタイミングだとは思っています」と誰の挑戦でも受けるとし、東京ドームで行われる5月大会への出場を示唆した。
▶︎次ページは【フォト】クレベル、鈴木千裕を返り討ち!激闘シーン
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