井上尚弥、試合10日前の”鬼の背筋”公開し「やっとここまで」、”日本人無敗”キム・イェジョン戦へ「慎重に慎重に」
プロボクシング世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(31=大橋)が14日、自身のSNSで試合まで「あと10日」と、筋肉隆々の”鬼の背筋”で筋肉サンドバッグを打つ姿を公開!さらに「やっとここまで来た、、、慎重に慎重に過ごします」とつづった。
新たな対戦相手は日本人無敗のタフなファイター、KO率61%のキム・イェジョン(韓国)だ。
【フォト&動画】井上尚弥、現在の鬼の背筋とモンスター化したボデイ!対戦相手キムのKOハイライト
今回の井上の投稿、そこにはグッドマンの延期・中止、さらにセミの予定だった同ジムの武居由樹も怪我で中止になるなど災難続きの中で、自身は万全の状態でリングに上がるという強い意思と警戒感がその鬼の背筋に伺えた。
井上は先月24日、東京・有明アリーナでWBO・IBF1位の挑戦者サム・グッドマン(オーストラリア=26)と対戦する予定だったが、グッドマンの左目上をスパーリングで切り、1ヶ月後の1月24日(金)に延期に。さらに今月11日、グッドマンの傷が先月よりも3倍に開いてしまったということでグッドマン側は中止を申し出た。
そして代役はリザーブ選手だった、WBOスーパーバンタム級11位キム・イェジョン(韓国)。対日本人7戦全勝で、劣勢から大逆転するなど予想外の試合内容から韓国の「トラブルメーカー」とも言われている。
井上の戦績28勝(25KO)無敗に対し、イェジョンは21勝(13KO)2敗2分で現在2連続KO中だ。これまでIBFアジア同級王座、WBCユース世界同級王座、前戦では5回TKOでWBOオリエンタル スーパーバンタム級王座を獲得している。
それでもこの対戦は井上が圧倒的に有利と見えるが、キムの日本人無敗、トラブルメーカー、戦績、モロニーのスパーリングパートナーなど相応の実力があり、アグレッシブファイターで打たれ強さには定評がある。さらに韓国選手は気持ちが強く粘る傾向にあり、そこはグッドマンよりも上かもしれない。
井上が日本人無敗のキム・イジョンに勝つには、周囲の怪我が続くこの状況で万全の状態で挑むことだ。現在減量中の井上、当日は万全の状態と仕上がったボディに期待したい。
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