魔裟斗「天心の圧勝は明らか」話題になったモロニー戦の採点を検証!
魔裟斗は、昨日26日、自身のYouTubeチャンネルで2月24日に東京・有明アリーナにて行われたプロボクシング[53.98kg契約10R]の那須川天心(帝拳)と元世界王者ジェーソン・モロニー(オーストラリア)の試合を振り返り、天心が2回ほどモロニーの右をもらい尻もちをつきそうな場面も飛び出したが「天心圧勝は明らか」と冷静に分析。その理由とは?
天心vs.モロニー戦は、ネット上で「モロニーが勝っていたのでは?」と判定についての意見が多く出ていたようだが魔裟斗は「天心は2回くらいパンチをもらって腰を落としているし、鼻血も出てアザもできていた。客観的に見たらモロニーと思う人もいるかもしれないけど、ボクシングは1ラウンドずつ点数をつけていくスポーツだから、明らかに天心だなと。天心の圧勝は明らか」と断言した。
魔裟斗の採点では98-93で天心だという(7R目はあえてイーブンに設定)。魔裟斗はモロニーが取っていたのは、1ラウンド目だといい「前半2分くらいは天心が距離を把握していた。右ジャブをついてスピードでかわして。でもモロニーがプレスをかけて右ストレートを当てて、天心が尻もちをつきそうになった。あれはビックリした」と元世界王者の強さを見たとこぼした。
だが天心は、2ラウンド目以降から立て直す。魔裟斗は「2ラウンドに入ってまったくダメージがなかったね。1ラウンドよりスピードが上がっていた。自分の距離を取りながらペースを握り、モロニーの攻撃を下がりながらいなしてかわして、カウンターを狙う。これは完全に天心の得意なパターン。これで大丈夫だと見切った」と天心はその後のラウンドを取っていったと解説した。
試合中盤の攻防について魔裟斗は「5ラウンドに天心のボディが入って、結構、効いていた感じだったけど、6ラウンドにまたモロニーの右が入った。珍しく天心がここに(アゴ)もらって。あれができたのは、メイウェザーくらいじゃないの?」と驚き、モロニーがこのラウンドを取ったと見ていた。
さらに「7ラウンド目も天心は右をもらって鼻血が出て、このままやれるのかなと思ったら、天心がボディと顔面へアッパーを入れるんだよね。昔の天心だったら気弱になる場面だったかもしれないけど、よし打ち合ってやると成長が見えた」と称賛。
最後は「9ラウンド目に天心は勝利を確信したと思う。そして10ラウンド目は天心のボディ打ちが良かった」と魔裟斗は、1と6ラウンドがモロニー、あとのラウンドは天心が取っていたと指摘した。試合終盤は接近戦での押し合いもみられたが、「あれは首相撲をやっていたキックボクサーの強さが出た」と天心がフィジカルでも負けていなかったといい、最後まで有利に試合を進めたと分析した。
動画を見たユーザーは「確かに打ち合いの天心は初めて見た。モロニーを応援してた人が多かったのとダメージ的にモロニーって言いたいんでしょうね」や「パンチが無いのが悔やまれる」、また「要所要所でパンチを当ててポイントを取ってたのは天心。モロニーは前に出てるからといってポイントは付かない」といった冷静なコメントも目立った。
なお今回の配信の動画では、天心のメインイベントで圧巻のKO勝ちをした中谷潤人について魔娑斗が「この選手は別格だね」と絶賛しているため、合わせてチェックしてほしい。
▶次ページは、【フォト&動画】天心、モロニーの右であわやダウンの瞬間
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