2025/03/17（月）UP
（最終更新：2025/03/17 19:19）

会見後の囲み取材に応じる武居

　5月28日（水）神奈川・横浜BUNTAIで開催されるプロボクシング［WBO世界バンタムタイトルマッチ］として、王者・武居由樹（28=大橋）vs 同級8位のユッタポン・トンディ（31=タイ）が17日の会見で、発表された。
　会見後の囲み取材で武居は負傷した右腕の治療法について、そして先月24日に勝利を挙げた那須川天心についても語った。

【フォト】武居由樹、初V戦で比嘉と打ち合う！

　武居は本来1月にユッタポンと自身2度目となる防衛戦を行う予定だったが、武居の肩の負傷により欠場。今回、武居は8か月ぶりの試合となる。
　肩の治療法について武居は「PRP治療っていう注射での治療くらいですかね。割とすぐリハビリとかも始めていい感じです」と怪我の回復具合は順調な様子。

　武居が行ったPRP治療とはどういったものなのか。『骨と関節と筋肉の再生医療』ホームページによれば「PRP（多⾎⼩板⾎漿）療法とは、患者さんの⾎液を利⽤した再⽣医療です。⾎液中の生きた体細胞に主に含まれる良いタンパク質の作⽤により、病的な炎症の抑⽌や組織の再⽣促進が期待されています」と、患者自身の血液を用いた治療法だという。再生医療の一種で、自己治癒力を促すもののようだ。

2度目の防衛戦を迎える武居由樹

　今後の練習については「合宿行きます。基本はジムワークですけど、4月の頭か半ばくらいに入れるっていうのを聞いています」と、2度目の防衛戦勝利に向けて合宿を行うと語った。

　先月24日、ジェーソン・モロニ―と10Rに及ぶ激闘を制した那須川天心についても話題が上がった。那須川の試合について、武居は「良い意味で予想通りの試合内容だったなという感じです。天心君の気持ちの強さも見えたし、モロニ―選手も自分とやった時より前に出続けていた。いい試合でしたよね」と那須川とモロニ―の試合を評価した。

　那須川との試合時期の目安について聞かれた武居は「もし今回の試合に勝って、もし指名試合があればそれも勝って、その次でもいいです。天心選手に合わせます」と武居は那須川との対戦についていつでも準備が出来ているようだ。

　2度目の防衛戦を迎える武居だが、勝利を収め、那須川との試合実現に向けて一歩前進することはできるか。

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