2025/03/21（金）UP
（最終更新：2025/03/21 15:59）

Aブロックの決勝戦は百花（右）vs花田麻衣（左）

　4月29日（火･祝）大阪・176BOXにて、第1部『DEEP☆KICK ZERO 20』、第2部『DEEP☆KICK ZERO 21』の2部構成で開催される。その第1弾対戦カードとして、DEEP☆KICK QUEEN -46kg初代王座決定トーナメント各ブロックの決勝戦の開催が決定した。

　本トーナメントは、2月より開催されているDEEP☆KICK初の女子ベルトを懸けた戦いだ。『DEEP☆KICK ZERO 20』Aブロックでは百花（魁塾）vs花田麻衣（GROUND CORE）、『DEEP☆KICK ZERO 21』Bブロックでは坂田実優（FASCINATE FIGHT TEAM）vs桃花・シンデレラ（山口道場）の組み合わせで激突する。

　百花はプロ戦績50戦25勝22敗3分1KOという実績を持ち、元NJKFミネルヴァ日本アトム級王者・元JEWELSキック47kgワンデイトーナメント王者のタイトル歴のある女子キック界を代表するベテラン選手。2月の準決勝では上田樹那と対戦、2Rまでは上田の勢いもあるほぼ互角の勝負となるが3Rに右フックを中心に試合を支配。ベテランの上手さを存分に発揮し勝利、決勝に駒を進めている。
　前試合の勝利コメントでは「初戦は圧勝で勝ちたかった、しっかりと練習し直して絶対ベルトを獲る」と語っており、まさに勝って兜の緒を締めた様子だ。次こそは圧勝を見せベルトに王手をかけることが出来るか。

　対する花田は、プロ戦績12戦4勝6敗2分。無類のタフネスとアグレッシブさを武器に果敢に攻め入るファイター、DEEP☆KICKのリングでは4戦2勝2分と全勝とは行かないが負けなしを誇っている。2月の準決勝では林美菜と対戦、1Rから手を休めずに怒涛のパンチラッシュを放っていくと2Rにはダウンを奪取、そのまま林の追撃を許さず勝利した。
　前試合の勝利コメントでは「次の決勝の百花選手は一緒に練習したこともあり、強いことも今の私のままでは勝てないことも分かっている、練習の質を上げて誠意をもってぶっ倒しに行きます」と宣言、次は挑戦者としてぶつかる決意を示した。初のベルト戴冠に向け足を止めずに突き進めるか。

Bブロックの決勝戦は坂田美優（右）vs桃花・シンデレラ（左）

　もう1つのブロックに出場する坂田は、プロ戦績14戦5勝7敗2分、RISEを始めとする様々な団体で活躍するファイター。2月の準決勝ではSeroと対戦、試合は一進一退の激戦とり判定は1-1のドロー、延長戦に突入すると坂田はボディフックを中心に決して下がらず攻勢をかけていき判定勝利、涙の3年ぶりの勝利を勝ち取った。
　前試合の勝利コメントでは涙ぐみながら勝利の感謝を伝えると次戦に向けては「今日の出来のままだと全然なので、準決勝までの1か月ちょっとで仕上げて勝ちたい」と冷静に語った。次なる決勝戦、次も激戦の先の勝利を掴み取れるか。

　対する桃花は、昨年の12月にプロデビューしたばかりでプロ戦績は2戦2勝1KO、勝ち残った4選手の中では一番の若手とながら優勝候補と噂される実力を誇る。2月の準決勝では山﨑愛琉と対戦、威力・キレ共に抜群のジャブ・ストレートを存分に打ち込んでいき判定勝利、決勝に駒を進めた。
　前試合の勝利コメントでは石川県の祖父母が昨年の震災に遭遇したことを打ち明けると「このトーナメントをとるのは私、みんな桃花・シンデレラという名前を覚えてほしい」と自信満々に語った。ベルトまで残り2戦、勢いそのままにベルトを奪い取ることが出来るか。

　初の女子ベルト争奪戦ということもあり盛り上がりを見せているDEEP☆KICK QUEEN -46kg初代王座決定トーナメント各ブロック決勝戦、百花がベテラン選手の意地と経験を見せるか、花田が無類のタフネスで突き進むか、坂田が久方ぶりの勝利を手に再び激戦を制すか、桃花がベテラン勢を押しのけニューカマーの力を見せつけるか。以上4選手で行われる各ブロック決勝戦、王座決定戦にて相対する2名は果たして誰だ？！

　また、第2部『DEEP☆KICK ZERO 21』では、こちらも2月より行われているDEEP☆KICK-60kg第9代王者GUMPへの挑戦権を懸けたDEEP☆KICK-60kg挑戦者決定トーナメントの決勝戦、互いに準決勝を勝ち上がってきた上野コウキ（直心会）と健真（BLACK☆Jr）が激突。両者は昨年3月、前トーナメントの準決勝で対戦経験がありその際の判定は2-1で割れるも上野が判定勝利を収めている。

　他には第1部『DEEP☆KICK ZERO 20』、DEEP☆KICK-55kg契約にて虎太朗（キックボクシングジム3K） vs山﨑天輔（VALIENTE/同級7位）の一戦。OPイベントでは東京を中心にスポットが当てられるべき眠れる才能Xと、未知なる可能性Xの発掘を目指し開催している「XSTREAM1」と大阪を中心に開催しているアマチュアキックボクシングイベント「NEXT☆LEVEL」による東京vs大阪のアマチュア対抗戦の開催も決定している。

フォロー

●編集部オススメ

・ボクシング世界王者ニコルソン、白ブラ姿の割れた腹筋で計量パス！相手もなんと腹筋で挑発＝3.22防衛戦