2025/03/29（土）UP
（最終更新：2025/03/29 08:08）

植草（左）が得意技の中段突きを伝授、試合でも炸裂した

　元空手世界女王の植草歩（32)が監督を務める日体大柏高校が、27 日、『第44回全国高等学校空手道選抜大会』の女子団体組手で準優勝の成果を収めた。女子の団体戦での決勝進出は創部後初。植草が昨年９月に監督に就任し、生徒たちに教え、得意の”高速”中段突きも伝授した。

【フォト＆動画】試合で”高速”中段突きを決めまくる生徒たち

植草が監督を務めるのは母校でもある日体大柏高校空手道部。彼女の豊富な経験と熱心な指導のもと、選手たちは驚異的な成長を遂げ、全国の舞台で活躍を始めている。

監督席でアドバイスをする植草

　今大会は女子団体(三人制）トーナメントで勝ち上がり、植草が教えた”高速”中段突きや、上段回し蹴りなども決めまくる快進撃。

　決勝戦ではラストの大将戦で６−１でリードし優勝目前だったが、相手は残り8秒で逆転を狙う連打、それにダッキングを繰り返した結果、逃避行為とみなされ最後の1秒で惜しくも反則負けとなった。

教え子達との喜びを分かち合った

　女子の団体戦での準優勝は創部後初という快挙だったが、植草監督は「日本一を目指していたから…最後の1秒だった」と悔しさを滲ませる。しかし「選手たちが本当に頑張ってくれました。この想いを感じさせてくれた彼女たちに感謝して、心身共にこの経験を糧に夏のインターハイでも優勝を目指してまた頑張ります！険しい道のりだけどやっぱり空手は最高に楽しい！」とコメントした。

　昨年９月から監督就任した植草、急成長中の生徒たちの今後のさらなる飛躍が期待される。

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