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【全空連】空手界のきゃりーぱみゅ植草歩が3連覇、残り1秒でハイキック逆転劇も

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2017/12/10(日)UP

全日本空手道連盟主催
「天皇・皇后杯 第45回全日本空手道選手権大会」(2P目)
2017年12月10日(日)東京・日本武道館

清水希容は4連覇達成

 形の部は、女子では容姿から空手界の綾瀬はるかとも言われる清水希容(24=ミキハウス)決勝でチャタンヤラ クーサンクーで四方への素早くも力強い突き、そして高い飛び技も綺麗に決め、緩急鋭い剛柔流のスーパーリンペイで勝負した大野ひかる(25=大分消防局)を判定4-1で破り5連覇を達成。毎年、決勝は清水が5-0のパーフェクトで優勝していただけに、大野が獲った旗1本は大きな収穫と言える。

優勝インタビューを受ける清水希容

 優勝した清水は「連覇のことは意識していなかったのですが、最近なかなか自分の(納得できる)形を打てていなかったのですが、自分の形に集中していい演武ができるということを一つ一つ噛み締めてこの舞台を楽しみたいと今回臨みましたが、結構それができたのではと思います」と語った。
 今年は国際大会で1敗を喫し、この大会に挑んだことについては「これもいい経験をさせて頂いたと思い、これを励みに2020年まであと2年半あるので、一つ一つ、取りこぼすことがないよう進化してチャレンジする気持ちで頑張っていきたいと思っています」と逆境をバネに五輪に向け進化していくと語った。


 男子は喜友名諒(きゆな・りょう=27=劉衛流龍鳳会)が6連覇達成した。

喜友名諒は不動の6連覇

決勝ではこの全日本で4年連続2位に甘んじている新馬場一世(28=西濃運輸)と対戦。喜友名は決勝で得意のアーナンの形を打った。力強く、体もぶれることなく、そして独特の目力で気迫十分の表情も表現した。新馬場はスーパーリンペイで勝負。喜友名に負けず劣らず緩急とスピード、そして綺麗に二段蹴りも見せたが、気迫を見せた差が出たか、5-0で喜友名が勝利。6連覇を達成した。

 優勝した喜友名は「連覇をそこまで考えないで試合に挑んでいて気がついたら連覇という感じです。オリンピックに向けて気を抜かないで、稽古にしたいと思います。どれだけ調子悪くても今の一番調子が良い時よりもうまくできるように底上げしていきたい」と五輪へ向けての目標を語った。

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