2025/04/10（木）UP
（最終更新：2025/04/10 11:24）

2月にラジャダムナンタイトルに挑戦した竜哉（右）（C）RWS

　4月20日（日）東京・後楽園ホールで開催される『Road to Rajadamnern』に出場する元ラジャダムナンスタジアム認定ミニフライ級王者の竜哉・エイワスポーツジム（＝奥脇竜哉/エイワスポーツジム）の試合前インタビューが主催者を通して届いた。

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　竜哉は名高、朝陽、士門と並ぶエイワスポーツジムの看板選手で、今年2月にはラジャダムナンスタジアム2階級制覇を狙い、ジグソー・シットタイランド（タイ）が保持するフライ級タイトルマッチに臨んだが惜しくも敗れた。

　前戦の敗因について竜哉は「ムエタイのポイントをうまく要所要所で取られたところです。左ミドルが来るのは分かっていたのですが、結構左ミドルをもらってしまった場面も多く、そこでもポイントを取られていたかなと。ミドルはそんなに重さは感じなかったんですけど、思ったよりも速くてカットしにくかったですね。映像で見たものとは全然違うものでした」とジグソーの左ミドルの予想外の速さに対処できなかったという。

2月にラジャダムナンタイトルに挑戦した竜哉（右）（C）RWS

　自身の作戦としては「パンチ、ボディへのパンチ、ローで攻めていく作戦だった」といい、何度も竜哉のクリーンヒットはあったものの「チャンピオンはすごく頑丈でビックリしました。結構いいボディブローも入ったのですが、『あれ……これがなんで効かないんだろう』と試合中に思ってしまいました。それで自身のペースも崩されましたし、相手にペースを握られてしまい、ミドルの蹴り合いでもちょっと負けてしまいました」と振り返る。

　試合後、この試合をU-NEXTで解説していた名高からは「『竜哉が取っていたラウンドもあった』と言われ、僕にとってはプラスなことを言ってくれたので、そういうところは今後、伸ばしていこうと思いました。現地の方も僕が取っていたラウンドもあったと言っていたので、結果は結果なんですけど、プラスに捉えています。フライ級のトップ戦線の選手にポイントは大差で負けちゃったんですけど、自分的にはそこまでボコボコにやられたとは思っていなく、手応えはあったので、この階級で僕はチャンピオンになれるなと思いましたね」とかなりの手応えもあったようだ。

2月にラジャダムナンタイトルに挑戦した竜哉（右）（C）RWS

　今回ジグソーに敗れるまでは6連勝していただけに、かなりの自信を持って臨んだが、「多くの方がいっぱい応援してくれた中で負けてしまったので、申し訳ない気持ちがありました。今はめちゃくちゃやる気に満ち溢れています。試合後にタイで1日休んで、次の日に帰国してその次の日から練習を再開しました。試合のダメージとしては、めちゃくちゃ足が痛かったんですけど、気持ちは折れずに練習再開できました」と負けたことでさらに火が付いたという。

　今回対戦するタヌーピット・シットヨットタヌー（タイ）に関しては、「170センチくらいの身長、サウスポーのフィームーだと聞きました。映像はちょっと見たところ、結構ガツガツくるタイプでした。僕の再起戦としては、いい相手を用意してもらえたと思います」と燃える相手だとする。

　フィニッシュに関しては「パンチ系で久々に早期決着したいですね。前回の負けを払拭するかのような勝ち方を狙っています」と短期決着宣言。

　5月11日（日）東京・アリーナ立川立飛で開催される中国のプロキックボクシング大会『SPACE ONE 宇宙榮耀』とBOMプロモーションの合同興行への出場も決定しており、「対戦相手はまだ決まっていませんが、名高と朝陽も同じく出るので3人でいい勝ち方を狙います。連戦になるので勝ち続けるだけです」と気合い十分。