ボクシングで起きた生卵ビンタ事件、罰金は何と2000万円!英協会が理由を説明
4月26日(現地時間)に行われるプロボクシング[クリス・ユーバンクJr. vs コナー・ベン]の会見で現IBOミドル級王者ユーバンクJr.がベンの顔に生卵を持ってビンタし炸裂!罰金10万ポンド(約2000万円)が課せられたが、英国ボクシング協会のロバート・スミス会長が「罰金処分は妥当だ」と発言。果たしてその理由とは。
【フォト&動画】生卵でビンタ!相手の顔はベタベタ、ブチ切れ大乱闘
この試合は当初22年に行われるはずだったが、ベンがドーピング条項に引っかかり争っており長いサスペンションに。仕切り直しの対戦となったが、2月25日のフェイスオフで、ユーバンクJr.がポケットに突っ込んでいた左手を取り出し、いきなりベンの頬をビンタ!後方へ倒れたベンの頬には、べったりと卵が。ユーバンクJr.が生卵ごと引っぱたいたのだ。その後は大乱闘に。
この騒動の後日、傍若無人な行為だったとしてユーバンクJr.に、異例とも言える10万ポンドの超高額な罰金処分に。
この件について14日、英国ボクシング協会のスミス会長が英メディア「talk SPORT」の取材で「(高額の)罰金は妥当。これは非常に重大な問題だ。これが路上での出来事だった場合は、暴行罪で起訴される可能性を含む案件だ」と事の深刻さを訴え、厳罰処分の理由を述べた。
さらに、協会が罰金を受け取った使い道については「理事会の慈善団体に寄付される」と説明。その慈善団体は、困難を乗り越えたボクサーを支援し、医学研究やセミナーを行うという。
昨今の試合前の“過激パフォーマンス”の危険性に警鐘を鳴らす処分とのことだが、その一方で今回の試合が、この騒動により話題化、既にチケット6万枚が売れているとの一部報道もあるなど、大注目を集めたことも事実だ。
【注目される二人のボクサー 試合は4月26日に】
ユーバンクJr.は、現IBOミドル級王者で、以前にはWBA暫定同級王者にも。元2階級制覇クリス・ユーバンクの息子で注目されるボクサーだ。
対するベンは23勝無敗(14KO)で、同じく人気ボクサー。ベンの父親もやはり元2階級制覇ナイジェル・ベンで、かつて父親同士戦っており、ユーバンクの1勝1分。この試合は4月26日(日本時間27日午前2:00)にロンドンで行われDAZNにて生配信される。
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