【ボクシング】中谷潤人vs西田凌佑の世界統一戦が決定、那須川天心は世界6位と世界前哨戦
2025年6月8日(日)に東京・有明コロシアムで開催される『Prime Video Boxing 13』にてWBC王者・中谷潤人(M.T)vs.IBF王者・西田凌佑(六島)の王座統一戦、さらに那須川天心(帝拳)vsWBA世界ランク6位のビクトル・サンティリャン(ドミニカ)の世界前哨戦が発表された。
【フォト】会見に登場した中谷と西田、意気込みを語る那須川天心
【日本人同士による世界王座統一戦が実現】
WBC世界バンタム級王者で4度目の防衛戦となる中谷潤人とIBF世界バンタム級王者で2度目の防衛戦となる西田凌佑が王座統一戦だ。中谷は30戦全勝(23KO)、西田は10戦全勝(2KO)と、ともに無敗を誇る長身サウスポー。中谷は3階級制覇を達成しており、パンチの角度とタイミングの妙で圧倒的なKO勝ちを重ねてきた。対する西田も、プロ9戦目で世界王者となった技巧派であり、冷静な試合運びと堅実なアウトボクシングを持ち味とする。
両選手は今年2月、中谷選手がダビド・クエジャル選手(メキシコ)を3回KOで退けたリング上で対面。防衛を果たしたばかりのWBC王者が「試合前はWho’s Nextと言ったんですが、西田選手、やりましょう!」と呼びかけるとIBF王者も「自分も中谷選手と戦いたいと思っていたので、ぜひ!」と即答。その流れで今回の統一戦が正式決定した経緯がある。近年稀に見る日本ボクシング界のビッグマッチであり、過去の井岡一翔vs八重樫東、寺地拳四朗vs京口紘人に匹敵する注目度を誇る。
【那須川天心、世界前哨戦に挑む】
バンタム級10回戦では、同級でWBC1位、WBA2位、WBO2位、IBF4位にランクされる那須川天心(帝拳=6戦全勝2KO)がWBA同級6位のビクトル・サンティリャン(ドミニカ共和国)と対戦する。サンティリャンは15戦14勝(5KO)1敗のサウスポーで、2023年には石田匠との挑戦者決定戦で1対2の判定負けを喫し、これがプロ唯一の敗北となっている。那須川にとっては世界挑戦を目前に控えた最終試験ともいえる重要な一戦だ。今回の会見で那須川は「選択肢のあった選手の中で最も強い選手を選んだ」と語っている。
那須川はこの試合で勝利すれば、年内に世界戦が現実味を帯びるとみられている。昨日17日、那須川は昨年10月に獲得したWBOアジア・パシフィック・バンタム級王座を返上。世界戦に挑んでいくために返上したと会見で語った。
【世界アマ王者・坪井智也、2戦目で世界ランカーと激突】
元アマチュア世界王者の坪井智也は、プロ2戦目にしてWBO世界バンタム級12位のバン・タオ・トラン(ベトナム)との王座決定戦に挑む。坪井はデビュー戦で2回TKO勝ちを収めており、今回も勝利すれば一気に世界ランキング入りが濃厚となる。トランは19戦18勝(10KO)1敗の実績を持つベテランで、WBOグローバル王座を獲得したばかりの実力者。坪井にとっては試練の一戦となるが、そのポテンシャルへの期待は高い。
【決定試合】
▼WBC、IBF世界バンタム級王座統一戦
WBC世界バンタム級王者 中谷潤人(27=M.T)
vs
IBF世界バンタム級王者 西田凌佑(28=六島)
▼バンタム級10回戦
WBC1位、WBA2位、WBO2位、IBF4位
那須川天心(26=帝拳)
vs
WBA6位
ビクトル・サンティリャン(29=ドミニカ共和国)
▼WBOアジアパシフィック バンタム級王座決定戦(10回戦)
WBOアジアパシフィック バンタム級2位
坪井智也(29=帝拳)
vs
WBO12位
バン・タオ・トラン(32=ベトナム)
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