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【柔道”無差別”全日本】阿部一二三、2階級上の相手が宙に舞い一本!なぜ決まるのか

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2025/04/29(火)UP

阿部一二三が2階級上の相手を袖釣り込み腰で投げ綺麗に一本

 柔道66kg級で五輪2連覇の阿部一二三(パーク24)が、4月29日開催の体重無差別の全日本選手権に挑み、2回戦で体重約倍の120kgの相手に一本負けを喫したが、1回戦では2階級上の81kg級の佐藤佑治郎(山形県警察)に挑み、得意の袖釣り込み腰で見事に一本勝ちを決めた。それがなぜ決まったのか、阿部は試合後に説明した。

【フォト】阿部は2階級上に袖釣り込み腰で一本勝ち

 試合は佐藤が序盤から背負い投げで積極的に攻め、阿部がそれを防ぎながら足払いや大外刈などで反撃する展開であったが、阿部が一瞬の隙を突いて背負い投げで綺麗に投げ、相手の身体が美しく舞った。1分23秒、袖釣り込み腰で一本勝ち。2階級上の相手に勝利した。

3,袖釣り込み腰で相手が宙に舞う

 2回戦は倍近い体格差。鈴木がパワーと圧力で技を仕掛けるが、阿部は返し技で反撃し転がすと、会場は大いに沸いた。今大会から許可された片足つかみからの投げ技も試すなど、積極的に技を仕掛けた阿部。大内刈に入り、片足になったところで持ち上げられ、返されて投げられ一本負けを喫した。

 阿部は試合後の囲み取材で清々しい表情を見せた。「すごく良い経験になった。1回戦で得意の袖釣り込み腰で一本勝ちができたし、2回戦も投げに行く姿勢、自分の攻める柔道ができた」とし、「軽量級でも重量級と戦えるんだぞというのは見せられたかと思う」と語った。2回戦では自身の体重の倍近い相手であったが、動きや細かい技の数で判定で勝とうとはせず、負けてもよいから自身の豪快な投げの柔道の姿勢を貫いた。その姿勢で戦い切れたことが大きなプラスになったという。

5,袖釣り込み腰で一本!

 1回戦で2階級上を投げた袖釣り込み腰に関しては、「持ったときに行けるかなと思った。多分、最初に大外刈に行ってたから、相手が警戒して、姿勢がまっすぐ立ってたんで、袖釣り込み腰に行けたのかと思う」と述べ、大外刈を警戒して後ろに倒されまいと意識した姿勢が、阿部の前へ投げる袖釣り込み腰の理想的な姿勢になったようだ。

 阿部は1ヶ月後の世界選手権(66kg級)でこの経験を活かし、投げる柔道で優勝を目指し、3年後のロス五輪につなげたいと語った。

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