井上尚弥、ダウンを喫した左…次戦アフマダリエフ「大丈夫か」
5月5日(日本時間)米ラスベガスにて、井上尚弥(大橋)がラモン・カルデナス(米)から8R45秒でTKO勝利も、2Rにダウンを奪われる大ピンチに。井上がダウンを喫したのは2度、昨年5月のネリ戦と今回の試合である。角度は違えど2つとも左フックだ。次戦は9月アフマダリエフ戦が濃厚だが、サウスポーなだけに不安視する声もある。
【フォト&動画】井上が左フックでダウンする瞬間!リングサイド映像も
今回のダウンは、1、2Rと井上が力強く攻めていったが、2R終盤、井上の左の強打の瞬間、カルデナスがサウスポーに変えながら右にウィービングで潜り、下を向いたまま放った左が直撃!井上の右ガードは下がっており、予想外の所から飛んできた左に不意を突かれた形だ。
井上は立ち上がると、足に来る様子も見せず、そのまま2Rの終了ゴングが鳴った。
ネリ戦のダウンでは、1R、頭がぶつかるほどの超接近戦の中で、井上の右フックにネリが下を向いたまま左フックを合わせていた。
この時はネットで、被弾した時に井上がスリッピングアウェイの反応もしているように見えるという声もあった。また井上が打とうとしたパンチが右フックであり、力は左に流れ、ネリのパンチを打ち抜く方向である左側と同方向にダメージを軽減できた可能性もある。
しかし今回のパンチはもろに食らっており、ネットでは「あのパンチはカルデナスが(井上のクセを見抜き)用意してきたのでは」という声もあった。
ただ井上の凄い所は、その後右フックの後にガードが下がらず、パンチをもらわなくなったことだ。カルデナスが同じ左を出しに行っても、注意していた井上には当たらず、井上がペースを握り続けていた。
この修正力は流石で安心材料ではあるが、問題は9月と見られるムロジョン・アフマダリエフ戦だ。アフマダリエフはサウスポー、更に左のパンチが強いと来ている。
ちなみにダウンではないが、井上は19年のノニト・ドネア1戦目でも、2Rにドネアの強烈な左を浴び、右眼窩底と鼻を骨折している。
これら左の直撃はどれも1、2Rと早いラウンドであり、序盤から倒しに行って、周りが見えていない時に、食らってしまうのかもしれない。
実際井上自身、試合直後に「大きな会場は僕には合わないのかなと思いました」と振り返っている。盛り上がる雰囲気、熱気の中”倒しに行かなきゃ”と、つい乗ってしまった、力んでしまったのではないかという見方も出来る。
今回スコアカードは、ダウンを奪われた2R以外は全て井上が取っていた。アフマダリエフは左のパンチが強く危険だが、井上には今回の3R以降のような完璧な防御に徹し、勝利してほしい所だ。
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