【ボクシング】亀田和毅を退け初防衛のレオ「誰とでもやる」井上尚弥との頂上決戦にも言及
5月24日(土)インテックス大阪にて開催されたIBF世界フェザー級タイトルマッチは、3,100人の観客が見守る中、王者アンジェロ・レオ(米国)が判定2-0(115-113、116-112、114-114)で僅差勝利を収め、同級1位の挑戦者・亀田和毅(TMK)は王座返り咲きを果たせなかった。
試合はレオが序盤からアグレッシブに攻め、亀田はレオの連打に単発で返す展開。しかし5R以降、亀田は反撃に。9Rにはボディをクリーンヒットさせるなど攻め続ける。だが、レオは足を使いながら距離を保ちクリーンヒットを多くは許さない。互いに一進一退の中、最終ラウンドに入ると更に亀田が攻めに徹し、終盤には互いに譲らぬ打ち合いとなり、亀田のストレートがヒットする見せ場も作るがここで試合終了となった。
防衛に成功した王者レオは「僅差の判定だったが、判定を聞く前でも私が勝ったと思っていた」と試合の出来に自信を見せた。中盤以降は亀田にペースを握られる場面もあったが、終盤になってもポイントで負けているとは思わなかったという。
また「彼はメキシコのスタイルで向かってくると想定して練習していた」と、亀田がアウトボクシングに徹しなかったのは想定内で「きっちり自分も動いてポイントを重ねる作戦を立てて、その通りにできた」と振り返った。
試合後リング上で「亀田は思っていたよりも強かった」と語ったが、「いいパンチはあったが、効いたパンチは一つもない」と笑顔を見せるレオ。今後については「休暇を取って、その後チームと話し合って考えたい。地元アルバカーキでも試合したい」と語った。
統一王者を目指すかとの問いには「もちろん最高のチャンピオンになるには、やはり全部のタイトルが必要だと思うので、今後のプランとしてはある」と答えた。続けて「時がきたら必ずやりたいと思うし、井上選手が階級を上げた段階で私はいつでもやるつもりでいる」と井上尚弥にも言及。さらに「私には、彼に勝てるだけのスタイルがあると思うので自信はある」と勝利への自信を示した。
また、今回対戦した亀田がリマッチを求めてきた場合も「もちろん受けて立つ。私は誰とでも戦う」と宣言。更なる王座防衛へ意欲を見せた。
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