2025/06/06（金）UP
（最終更新：2025/06/06 17:16）

那須川天心が対戦相手のサンティリャンと対面、その印象を語った

　6月8日（日）に東京・有明コロシアムで開催される『Prime Video Boxing 13』の記者会見が、6日に都内にて行われ、世界前哨戦で［バンタム級10回戦］に挑むWBC世界1位・那須川天心（帝拳）とWBA世界6位ビクトル・サンティリャン（ドミニカ）が出席。会見後、囲み取材に応じた那須川は、“メイウェザー似”と言われるサンティリャンの印象について「ちっちゃくなったなあ」と発言した。

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　今回［バンタム級10回戦］を行う那須川は、昨年10月に獲得したWBOアジア・パシフィック・バンタム級王座を返上し世界前哨戦に挑む。今回の試合で勝利すれば、年内に世界戦が現実味を帯びるとみられている。

　本日の会見で、サンティリャンは「フィジカル、メンタル面も100%のコンディション。勝つために日本に来た。ラウンドを必ず取る。プレッシャーは感じない」と余裕の表情。顔や風貌はメイウェザー似とも評判で、2日の来日会見では「メイウェザー戦のときのように悪夢を見ることになるだろう」と激戦を予告していた。

　会見後の囲み取材で、那須川は、サンティリャンの顔がメイウェザーに似ていると言われていることについて「ちっちゃくなったなあ、と思って。RIZINもこの時のメイウェザーだったらなあ、みたいな。階級一緒だったらこんな感じだったのかな、とか思っちゃったりしました」とコメント。

那須川（右）とサンティリャンが並ぶ

　那須川は、フロイド・メイウェザー・Jrと18年12月『RIZIN.14』でスペシャルエキシビションを行い、非公式試合ではあるものの、1R2分19秒でTKO負けを喫している。
　とはいえ、今回サンティリャンと対面したところで、当時の記憶が蘇ることは「さすがにない」としたが、「テンプルにパンチもらったら、あるかも」と報道陣を沸かせた。

　また、同興行ではメインイベントのWBCバンタム級世界王者・中谷潤人vsIBFバンタム級世界王者・西田凌佑の王座統一戦が大きな話題となっているが、那須川は「世界戦をやっていても、僕は僕のファンやお客さんがいます。ボクシングをあまり知らない層、僕が始めたから見ている層とどう戦って行くか。世界前哨戦という見方は提示しているので、それを回収するのはこっちなので」と語る。

　どうやったら回収できるか尋ねられると「しっかりした勝ち方じゃないですか。相手は強いですし、嫌な感じの選手なので、KOしたり完封したりとか、しっかりと勝つことが大前提だと思います。格闘技は番狂わせが起きるじゃないですか。キック含めて50戦やってきて1回も起こしていないのは自分の自信になっているので、変わらずやっていきたいと思います」と、勝利に自信を示した。

「長距離、中距離、短距離、中に入ったときにどう攻めるか。それが僕の課題だったので、ボクシングを学んだ色が濃くなったという印象です」とも話した那須川。プロボクシング7戦目で、どんな戦いを見せるのか。

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