那須川天心「強くなっている、手札をたくさん増やした」対する”メイウェザー似”のサンティリャン「100％のコンディション」＝6.8有明

2025/06/06（金）UP
（最終更新：2025/06/06 16:44）

　6月8日（日）に東京・有明コロシアムで開催される『Prime Video Boxing 13』の記者会見が、6日に都内にて行われ、世界前哨戦で［バンタム級10回戦］に挑むWBC世界1位・那須川天心（帝拳）とWBA世界6位ビクトル・サンティリャン（ドミニカ）が出席。那須川は「やることはやった。1日1日自分が強くなっていることがわかった」と自信いっぱいのコメントを語った。

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　今回［バンタム級10回戦］を行う那須川は、昨年10月に獲得したWBOアジア・パシフィック・バンタム級王座を返上し世界前哨戦に挑む。今回の試合で勝利すれば、年内に世界戦が現実味を帯びるとみられている。

　サンティリャンは「フィジカル、メンタル面も100%のコンディション。勝つために日本に来た。ラウンドを必ず取る。プレッシャーは感じない」と余裕の表情。顔や風貌はメイウェザー似とも評判で、2日の来日会見では「メイウェザー戦のときのように悪夢を見ることになるだろう」と激戦を予告した。

　那須川は、そんなサンティリャン戦に「本当に心も身体も整えてきた。前回、この2戦を比べてもボクシングの幅、手札をたくさん増やしてきた。練習をいくらやっても試合に出ないと意味はないと思うんですけれども、日々の練習を大切にやってきたので、1日1日、自分が強くなっているというのは本当に今回の期間で改めてわかった」と更なる成長をうかがわせる。

　さらに「前回のモロニー戦で無理と思われたのが（勝利して）、行けるのではと思われてきた。それが今回、皆さんの確信に変われば。飛び級してやってきたのではなく、着実に積んでここまできたという自信がある。本当に明日の試合で（世界に）いつ挑戦してもいいと思われるくらいの試合をしたい」と圧倒的な内容を示唆。

　所属ジムの浜田代表は「どんな状況になっても慌てないようになった。長いラウンドになっても短いラウンドになっても、那須川の世界戦を見たいという声が出るのでは」と期待させた。

　天心は今回の一戦に「“宿命を燃やす”がテーマ。誰かしら宿命を持っている。私は戦ってみんなを巻き込む、熱狂させること。自分のためだけにやっているのではない。応援してもらっているのが、いろんなメッセージや、街を歩いててもすごく感じる。宿命を燃やしていきたい」と意気込んだ。

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