2025/08/14（木）UP
（最終更新：2025/08/14 18:14）

吉成名高のパンチテクニックを内山高志が称賛（※写真は25年3月のラック・エラワン戦）

　元プロボクシングWBA世界スーパーフェザー級スーパー王者・内山高志が、12日、自身のYouTubeチャンネルで、ラジャダムナンスタジアム3階級制覇王者・吉成名高のパンチをミットで体験。「速い！左ストレートが見えない」と驚きを隠せず、ボクシング転向を勧める場面も飛び出した。

【フォト＆動画】これが吉成の“見えない”左ストレート！超高速パンチに内山も驚き

　吉成は、現在38連勝中のラジャダムナンスタジアム認定3階級制覇王者。今年3月の日本大会『ONE172』でラック・エラワンにKO勝利し、華々しいONEデビューを飾り、6月にはバンルーロックを判定で下してONE2連勝中だ。

吉成は内山高志のYouTubeチャンネルにコラボ出演した（『内山高志KOチャンネル』）

　今回のコラボ動画で内山は、自らミットを持ち、吉成のパンチを受けることに。吉成の足元をチェックしながら、右ジャブを受ける内山。鋭い左ストレートを受けると「お、いいね！」と称賛し「何kgあるの？」と体重を確認すると、吉成は「今は56、57kgくらいで試合は52kgです」と返答した。

　再び左ストレートを受ける内山は「速い！」と思わず本音をこぼす場面も。ワンツー、ワンツーフック、アッパーと様々なパンチを要求する内山に、吉成は次々と鋭いパンチを放っていった。「アッパーは外側から入るんだね」と内山は、吉成の独特の打ち方に目を細めることもあった。

吉成の左ストレートはノーモーションで見えないと内山（『内山高志KOチャンネル』）

　ミット打ちが終わると内山は「速い！パワーもあるんだけど、左がちょっと動いた瞬間にパンチが飛んでくる」と、最後まで吉成のハンドスピードに驚いていた。そして「これだけスピードあると見えない」と、ムエタイで結果を出し続ける吉成の強さを分析した。

　ミット打ち後の対談で内山は「ライバルがいないと思うんだけど、ボクシングをやらないんですか？」と質問を投げかけると、吉成は「いろんな方に言われるんですよね」と、ボクシング転向への誘いが実際にあることを苦笑しながら明かした。さらに「やりがいはあると思います」と続けるも「でも、今の自分の目標はONEムエタイのベルトです。これを獲れば、ムエタイのベルトをすべて制覇することになると自分は思っています」と現在の目標を明かした。