2025/09/26（金）UP
（最終更新：2025/09/26 17:13）

GLORYミドル級5位フランジス・ゴマとの対戦が決定した南原健太

　11月2日（日）東京・両国国技館にて開催される『RISE WORLD SERIES 2025 FINAL』の追加対戦カード発表会見が26日に都内で行われた。-85kg契約のスーパーファイトとして、第2代RISEライトヘビー級王者・南原健太（TARGET SHIBUYA）vsGLORYミドル級5位フランジス・ゴマ（フランス/COC PERFORMANCE）の一戦が決定した。

【動画】これがRISEヘビー級の戦い！南原健太の復活劇

　これまでライトヘビー級（-90kg）で戦ってきた南原だったが、今後はミドル級（⁻85kg）に照準を絞っての試合となり、対戦相手のゴマは身長189cm、28戦22勝（10KO）6敗の戦績でGLORYミドル級5位にランクインしている。

　会見に出席したRISE・伊藤隆代表は「フィジカル、パワー、テクニックはトップクラスの選手で、非常に危険な相手です。南原がこのランカーに勝ってランキングを上げていき、GLORYのミドル級タイトルを目指している中で落とせない試合だと思っています。今まで90kgでやってましたけれども、通常体重は95kgぐらいと聞いておりますので、今回85kgはベストの階級かと思います。ベストの階級の南原健太に期待したいと思います」と期待を込める。

　ゴマからは「今回、有名なRISEに参戦することができて光栄です。私は日本が大好きです。日本の試合の機会を作ってくれたRISEに感謝いたします。対戦相手の南原はいいファイターだが、私は勝つためにリングに上がります。期待してください。最高のショーをお届けします」とのコメントが読み上げられた。

　南原は「今、伊藤代表が言われていたとおり、GLORYの85kgの階級で新しく戦っていきます。僕の夢はまだまだ続くんですけど、その途中というか、まずはGLORYのベルトをしっかりと獲ることが一番近い目標になります。ここでギリギリな戦いだったり、ギリギリな勝ち方というのは、GLORYのチャンピオンになるにはまだまだだという評価になってしまいます。しっかりと完全復活した南原健太の強さを証明したいと思っています」と力強い意気込み。

7月大会でジョン・ソンジク（左）から逆転の判定勝ちを収めた南原健太（右）

　前回7月のジョン・ソンジク戦では延長戦の末にプロ初の判定決着という形になり、「勝ち方にこだわっていたのでめちゃくちゃ悔しかったし、南原健太の試合にハズレなしというのが僕の1つの強みだったんですけど、それでなくなったからといって、これから先の南原健太の試合が面白くなくなるかといったら、そうじゃない。立ち技格闘技の日本人の中で軽量級から重量級全選手を合わせても、ファイターの中で一番盛り上げるという気持ちを持っているのは、俺だと思ってるので、誰にも負けないし、それを試合で次に見せます」と前戦の反省を踏まえて盛り上げる試合をしたいという。

　対戦するゴマについては「映像を見させていただいたんですけど、むちゃくちゃ足が長くて結構前蹴りが厄介」と警戒するも「相手の得意な蹴り技に対しては、今ずっといろんな戦略を練りながら練習しているので、前蹴りだろうがハイキックだろうが、僕に蹴り勝つことはできない。僕が蹴り勝ちますし、最後の極上の殴り合いの時間もちゃんと作る予定ではありますので、そこは南原健太の気持ちの強さをフランス人に負けないように大和魂全開でいきたい」と自信を見せる。

新しい“南原劇場”を見せるという

　これまで南原は、序盤にダウンを取られてしまい、危ない試合展開ながらも最後に勝つ“南原劇場”を見せてきたが、「お客さんは高いチケットを買って来ますから、南原劇場を見せないといけないと思うのですが、それだとダメージが溜まってしまうので一方的に倒させてもらいます。新しく違った一面の南原劇場をお見せします」とする。

　また、現在のRISEでは軽量級、中量級のカードがメインであり、重量級で活躍している主力選手は南原だけという現状について聞かれると「ずっとデビュー戦の頃から、もうこの階級は俺しかいないなと思っていて、K-1には日本人選手が結構たくさんいて、盛り上がっている印象はあったんですけど、やっぱり今のキックボクシング界はRISEが一強だと思っています。別に今、僕自身は戦いたい相手はいないですけど、ファンの方からK-1の誰々との対戦が見たいといった声が上がっていて、僕はいつでもできるし、逃げも隠れもしないし、やるならRISEのリング上がって来い。なので、RISEで待ってます」とK-1のヘビー級選手にメッセージを送った。

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